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「窒素酸化物って何?」

 

飲料水の中には意外と知られていない物質が含まれていることがあるのです。

その中の一つの物質が、窒素酸化物。

 

これが、健康への影響を懸念されているのです。

その窒素酸化物がどのようなものなのか、まとめて置くことにしますね。

 

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農業用肥料に使われる窒素酸化物

一酸化窒素NO、亜硝酸イオン(NO2ー)、硝酸イオン(NO3ー)、総称してNOXです。

 

一般的に窒素化合物は農業用の肥料に用いられていて農地に過剰な成分が水に溶けて流れ出してしまいます。

 

その溶けた水が、飲料用の貯水にためられ、基準値を超えないように調整された上で水道水として各家庭に届きます。

 

また、ペットボトルの市販のミネラルウォーターも基準値を超えないことを確認し販売されているのです。

 

この窒素酸化物は、農業用肥料として用いられるものであるため世界中どこでも混入の可能性があり、微量ながらも摂取する可能性はあるのです。

 

考えられる人体への影響はなんであろうか?

植物の成長に必要な物質は硝酸イオン(NO3-)です。

 

その硝酸イオンが含まれる水を摂取することで、硝酸イオンが体内で亜硝酸イオンに還元されます。

 

その時に赤血球のヘモグロビンが酸化し、亜硝酸イオンがヘモグロビンと結合します。

 

その反応が起きると、特に、乳幼児に一酸化炭素中毒と同じようなチアノーゼ(酸素欠乏症)が発生するのです。

 

また、亜硝酸イオンは、脂肪族アミンと反応し発がん性物質の懸念のあるニトロソアミンを生成する可能性があります。

 

もちろん体内の(特に胃の)PHが低いことから上記の反応は起こり難い、もしくは、反応としてはごく微量です。

 

しかし、わずかながらも起こる可能性はあるのです。

 

日本の基準とまとめ

日本の水道水は、窒素酸化物の濃度を10mg/L以下と定めています。

 

植物にとって有益な肥料に含まれている窒素化合物ですが、人体には悪い影響を及ぼす可能性があるために基準値があるのです。

 

一般に農業に使った窒素化合物の混入を完全に抑えることはできません。そのために、微量ながら飲料水に含まれる可能性があります。

 

しかし、農業用肥料に含まれるものであることから、農産物には窒素化合物が含まれています。そのために野菜を食べると窒素酸化物を摂取することになるのです。

 

この物質が農産物にとって必要な肥料であることを考えると、摂取することを完全に避けることはできないのです。

 

また、地球温暖化につながる可能性のある物質でもあります。

 

地球温暖化の原因物質の新しい物質

 

 

人、植物、環境それぞれが相互に関係する物質であるため、きちんと理解したいしておきたいですね。

 

 

 

 

 

 

 

天然水とRO水の違い
 

 


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