生牡蠣って時たまおなかを壊すんですよね。
そして、おなかを壊した時は、熱はあまり出ないんですがおなかを壊し何日間も下痢と嘔吐で苦しむことがあります。
その牡蠣のウィルスについて興味深い研究を紹介しますね。
牡蠣は人間の感染するノロウイルスの媒介動物?
「Applied and Environmental Microbiology」で8月28日に発表された論文によると牡蠣の中に存在するノロウイルスのDNAは人間に感染するノロウイルスの80%が一致するという結果が出ました。
この研究は、1077の牡蠣の中に存在するノロウイルスのサンプルを調べた結果です。
不思議ですね。
なぜこれほどの共通点が、牡蠣の中に存在するノロウイルスにあるのか。
その理由は、論文の中で、人間の出した汚水が、海に流れて海が汚染されることでそこに生息する牡蠣が感染してしまうのです。
そのノロウイルスは牡蠣には影響がなくその後に人間が牡蠣を食べることによって人が胃インフルエンザに、つまり急性胃腸炎にかかって苦しむことになるのです。
つまり、牡蠣の中では何も問題は起こらないのですが人間のみに影響を与えるものなんですね。
同じような存在が、マラリアだったりデング熱だったりの蚊になるんですね。
牡蠣によるノロウイルスの影響は?
生牡蠣によるノロウイルスによって、胃インフルエンザ(急性胃腸炎)が発生するのは世界のどこでも普通の病気になります。
そして、その感染力は強力で、多くの人に流行する危険性があります。
さらに、発症した場合には、激しい腹痛や下痢、嘔吐を伴うため、発症した時って本当に弱ってしまうんですね。
そのために、幼い子供や、老人や、体の免疫システムに問題がある人にとっては致命的な病気になりかねません。
そのために、特に生牡蠣を食べる際には注意し気になる場合は火をきちんと通しておきたいですね。
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まとめ
生牡蠣にあたると激しい腹痛や下痢、嘔吐を引き起こしますがそれの原因が、ノロウイルスであることと、DNA検査の結果から人間に感染するノロウイルスと牡蠣の中に存在するノロウイルスのDNAが80%一致したのです。
それによって、人間の活動によって牡蠣が感染しそれをまた人間が食べることを繰り返すという自然界のサイクルが作られていてノロウイルスに感染するのが当たり前になっているのですね。
この研究結果から行くと一般的に牡蠣にはノロウイルスが入っていて、生では食べないことが、ノロウイルスに感染する可能性を減らせる唯一の手段ですね。
でも、生牡蠣っておいしんですよね。悩みどころです。