最近おなかを壊すことはありませんか?
私も時々おなかを壊してトイレから出られなくなったり、正露丸を飲んだりします。
そのため、どんな時に食中毒が起こるのか原因と対策を調べました。
目次
下痢の症状がある場合の対策
おなかを壊す原因は主に細菌、ウィルス、寄生虫によって引き起こされるのです。
そして、人の体は、それらの雑菌を排出するために発熱や下痢などの症状を引き起こします。
症状は、高熱は数日間ほど続き、下痢などは一週間ほど続くことがおおいのです。
軽い場合は良いのですが、症状が強く出る場合は適切な医者のアドバイスを得て、雑菌を体外に出すように努めることが重要です。
症状を引き起こす細菌、ウィルス、寄生虫は何?
ノロウィルス
ノロウイルスに感染した場合
ノロウイルスは、もともとはクルーズ船の中で蔓延した病原菌などのですが、近年では、レストランなどでも感染が多く見られるウィルスです。
そして、激しい嘔吐や、下痢症状が出たりする特徴があります。
非常に感染力の強い病原菌で、数日間で症状は回復しますが2週間ほどは感染力があるため注意する必要があります。
ノロウイルス対策
果物や野菜の洗浄をしっかり行うこと、そして魚貝類は完全に火を通す必要があります。
ノロウィルスに感染した人や感染した人が触れた場所から移る可能性があるため、手洗いうがいは感染予防のため常に心がけるべきです。
サルモレラ菌
サルモレラ菌に感染した場合
代表的なのは感染した卵やチキンからの感染が多く、サルモレラ菌による感染で、高熱や下痢を引き起こします。
1週間ほど症状が続くことがあります。
様々な食材に付着していることがあります。魚、未来、野菜、牛乳、乳製品などに注意。
サルモレラ菌対策
卵の半熟や肉の生焼けなどは避けること。そして刺身やすしで生魚を食べるのを避けることが必要です。完全に火を通していれば細菌は死滅します。
ボツリヌス中毒症
ボツリヌス中毒症
ボツリヌス菌によって、神経中毒症を引き起こすことがあります。缶詰食品に雑菌が付いていることによって食べた人が、呼吸器関係の病気にかかったり、死亡例もあります。
食事の後、視界がぼやけたり、ろれつが回らない、呑み込めない力が入らないといった症状が出た場合は、ブツリヌス症の可能性があるため、医師へ受診しましょう。
ボツリヌス中毒症の対策
缶詰であっても熱を十分に通してから食べるようにすることです。
大腸菌
大腸菌で発症した場合
大腸菌は基本的に人な体内に住んでいて有益なものですが、O157などが大発生した場合に深刻な症状が現れます。血を含んだ下痢や、嘔吐や胃の痛みの症状がでます。
家畜の肉や葉物野菜が感染していることがあります。
病原性大腸菌対策
肉や野菜が感染している場合があるので、十分に火を通したものを食べることです。
カンピロバクター属菌
カンピロバクターに感染した場合
殺菌のされていない乳製品で発生する雑菌です。約1週間下痢や嘔吐、熱が続きます。
少しでも感染したものを摂取すると感染します。
カンピロバクター対策
肉類と野菜類の処理を同じ包丁やまな板を使うことを避けること。使う場合には石鹸や熱湯で洗い汚染するのを避けることです。
リステリア
リステリアに感染した場合
特に妊娠中の女性が気を付けなければいけない病原菌です。胎児に深刻な病気を及ぼすことが懸念されています。そして、免疫システムが万全でない人にも、痙攣や発作やバランス感の欠如などの症状を引き起こすことがあります。
高温処理や消毒がきちんとされていたとしても、冷凍食品や、宅配などをされた食べ物には気を付ける必要があります。工場内や、梱包作業中などで、この菌に感染する場合があります。
リステリア菌対策
根本的にはファストフードを避けることです。また、殺菌されていないミルクや冷蔵食品なども避けるべきものです。
ブドウ球菌
ブドウ球菌に感染した場合
ブドウ球菌は人の皮膚についているもので、通常は問題ないのですが、食品中に含まれて食べた1時間後とかに、急性の食中毒症状を起こす場合があります。
ハンドメイドの食品、サンドイッチ、サラダなど既にカットされていてそのまま食べるだけの食品からの感染が疑われます。
ブドウ球菌への対策
目の病気、鼻水などがある場合、手や手首に傷がある場合には特に注意しててをきれいに洗うことです。
ウェルシュ菌
ウェルシュ菌感染の場合
ウェルシュ菌は人の腸に住んでいる細菌ですが人に有害な菌がたくさん体内に入った時に、それを排出するために、下痢を引き起こす菌です。
カフェテリアやパーティー等の食事から発生する場合があります。長時間にわたって保管されている食品には注意が必要です。
ウェルシュ菌対策
食品をよく温めてから食べること。
赤痢菌
赤痢菌に感染した場合
人間の排出物から感染します。感染した人から食品に移りその食品を食べた人が感染するのです。
特に、発展途上国への旅行で赤痢菌に感染する可能性が高くなります。この病気に感染すると抗生物質で抑えることになります。
赤痢菌対策
途上国への旅行の際には温かい食事を心がけることです。
セレウス菌
セレウス菌に感染した場合
この菌に感染した場合には2種類の反応が出ます。一つ目は下痢、もう一つの反応は嘔吐です。どちらのタイプの反応でも24時間程度で収まります。
お米などを長時間常温で放置しないことです。この場合には嘔吐の症状が現れやすいです。
セレウス菌対策
食品を食べないときは冷蔵庫にしまうこと。
トキソプラズマ原虫
トキソプラズマ原虫に感染した場合
妊娠中の女性が猫の排泄物の箱に近づかなようにいわれる理由です。この寄生虫は、豚肉、ラム、シカ肉から感染するものです。
この寄生虫に感染すると、インフルエンザのような症状が1月以上続いたり、脳に損傷を与えたりします。
対策
腸炎ビブリオ
腸炎ビブリオに感染した場合
夏場の河口や海岸で発生するもので、貝からの感染が懸念されます。個の病原菌の感染すると、水のような下痢、痙攣、嘔吐、高熱の症状を引き起こします。
生ガキが一番の感染源です。
腸炎ビブリオ対策
貝類は生では食べないことです。十分に加熱して、貝の殻があくまでしっかりと火を通すことです。
まとめ
最も気を付けるべきことはきちんと火を通した食事を暖かいうちに食べることが食中毒を防ぐために重要なことなのです。