アメリカでは、やせるための薬があります。
このたび、過体重や肥満者の体重を落とすのを目的とした薬のリラグリチドがFDAによって承認されたのです。
アメリカでは薬によって体重を落とす方法が一般的なって、高い効果が見込まれる薬がどんどん出てきているんですね。
アメリカらしいですね。
体重減量に対しての効果
体重制限があるようですが、注射可能な体重で使用できる薬で12ポンド(5Kg)程度の体重を減らすことができます。
その量は、他の同じような作用のある薬と比較すると2倍ぐらいあるんですね。
この薬を承認するうえで、FDAは、3731人の人を無作為に、
- リラグリチドを摂取する人
- 他の薬を摂取する人
とに分けて、一年を超える期間のデータを確認し結論を出しました。
そして、今後継続して評価して、結果は継続して発表される予定なのです。
まだ、長期的に見てどんな副作用があるのかわからないためです。
薬の一般的な効果と副作用
リラグリチドは2型の糖尿病を扱うのに承認された薬の成分と同じ薬です。
そして、体重を落とすためには、糖尿病患者に投与する量よりも多く使用されるのです。
この薬の作用は、食品を食べた時に満腹感を腸から脳に伝達するホルモンの作用を、最適化することができることにあります。
糖尿病の薬と同様に、血液中の糖の濃度を下げるために、腎臓からインシュリンを放出するベータ細胞を活発化するのです。
今回の評価で糖尿病予備軍の人はいたようですが、どの患者も糖尿病ではありませんでした。
ちなみに、この治療法では、糖尿病治療と体重を減らすための処方を、同時に行うことは禁止されています。
また、リラグリチドには、食欲を抑制する抗てんかん薬としての働きもあります。
今回注目しているは体重を減らす医療効果が目的であり、この研究への参加者が、リラグリチド摂取で食事と運動習慣を同時に変えることもできたこと、女性の子育て期間にも利用できるメリットも指摘されています。
リラグリチドの副作用は、吐き気、下痢、胆嚢異常や膵炎です。
問題点が少なく、副作用が体重減量の目的を損なうものではないので、この薬は肯定的に見られているのです。
もちろん、この薬を使用することで副作用が完全にないわけではないことから、FDAは薬の評価を継続すること、副作用を許容できる範囲に抑えることを前提としてこの薬を承認したのです。
まとめ
アメリカらしい肥満体重を、薬で何とかしようという試みで正式に体重抑制薬として承認されたようです。
しかし、薬の減量効果が5-6KGほどと、それほど多くないこと、食事の習慣、定期的なエクササイズを患者が行っていたことから、これら二つを同時にやり遂げることも体重減量の鍵なのですね。
副作用も現段階では、致命的ではないようですが将来的は不明な点はあります。
もちろん健康な食事の習慣、定期的なエクササイズを行うことが、最も勧められることですね。
11月22日追加
上記のことから言えるのは、アメリカでは薬によるダイエットが広まりつつあります。
だけど、この薬が日本で承認されるかはわかりません。
そして、アメリカでは、薬を使うことと、健康的な食事の習慣、定期的なエクササイズが体重減少のために重要な要因であることが述べられています。
このうちだれもが知っている、健康的な食事と定期的な運動は常に心がけておかなければいけないことです。
ダイエットしたとしても、していなくても健康を維持できなくては意味がありません。
この点から行くと薬は生活習慣を変えるためのきっかけにすぎないのです。
そしてダイエットのためには、健康的な食生活と適度な運動が重要な要因であるのです。
そして健康を気にする人にお勧めしたいのが、オーガニックの野菜を食べることです。
無農薬の野菜は、自然のそのままのおいしさがぎっしり詰まっています。