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温暖化対策のための会議が今年パリで行われる予定です。その前の調査で、各国の二酸化炭素排出量削減計画を提出することが求められています。

 

二酸化炭素排出量の世界上位1,2,3位は、アメリカ、中国、インド。そのうちアメリカ、中国は排出削減目標とそのピークの時期を決定し提出しました。

 

多く見積もられていた!?中国の二酸化炭素放出量!

 

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インドの回答

しかし、インドは二酸化炭素削減に向けての排出ピークの時期を問う質問には回答しませんでした。中国は、2030年ごろにピークになると推定していることをていしゅつし、USは2025年までに炭素放出量を26-28%削減することを提出しました。

 

この調査は今後温暖化が進むにつれ気候変動によって大災害が発生することを懸念して行われる炭素排出量削減を決定する国連の会議のための調査です。

 

190のすべての国が、国連との交渉でINDC(intended nationally determined contrubutions)として知られる気候計画を提出することを依頼されています。そのうち40カ国が提出済みで排出量3位のインドの提出に注目が集まっていました。

 

インド側は、中国の一人あたりの排出量は20トンであるのに対してインド人は2トンのみであること、他の国と比較した国内生産物の単位あたりに使用しているエネルギー量を単位としたものでより低い換算率で計算したものを使ってエネルギー効率を説明することを示唆し、人口の20%が電気を使うことができていない状態であるため、発展する権利があることを主張しています。

 

気候変動と経済活動の影響

 

インドの温暖化対策の実情

インドでは、化石燃料の石炭火力発電が主要な炭素排出源です。そして、5年以内に年間10億トン、つまり化石燃料の使用量を二倍にすると発表しています。

 

また、巨大な再生可能エネルギーのプロジェクトも開始していて、このプロジェクトで、インドは太陽、光風力、水力合わせて175GWの電力を生むことも目指しています。

 

つまり、今が発展段階なので、二酸化炭素排出量の増大と自然エネルギーの容量の増加を目論んでいるのです。

インドがしたたかさを発揮、二酸化炭素削減計画

 

将来の展望と経済状況による意識の違い

研究者は、現在の温度は産業革命前から0.8度上昇していると発表しており、国連は、INDCの調査結果に基づいて、世界に対して炭素放出量の大まかな考えを示すとともに、目標値の2度の温度上昇抑制のために十分かどうかを示すことになります。

 

今年の後半に、パリで開かれる気候変動の取り決めが締結されるのにインドの立場が重要になってくると専門家は見ています。過去には、インドと中国は共同して、先進国が歴史的な責任のために、酸素放出量を削減するため最初に動く必要がある発表しています。

 

逆に先進国は、中国やインドのような急速に発展した経済国も先進国と同じように炭素排出量を削減することを求めています。中国は、INDCの依頼に基づき削減目標とピークの時期を示し、インドは、まだまだ発展途上国であることを理由に示さなかったのです。

 

 

インドのスタンス

インドが巨大な市場であり巨大な経済圏であること、若い世代が多く今後急成長する可能性があることは、おおくの人々が認識していることです。自分たちの都合の良いように主張し都合の良いように物事を持っていこうとするしたたかさが読み取れるような形です。

 

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まとめ

地球オン高についての議論も、先進国、発展途上国で意見の食い違いが大きいのと、問題点に対する国の方針が全く異なっているのが分かりますね。こうした意識の違いをどのように解決し良いように進めていくのでしょうね。

 

地球規模での問題の解決をするためには非常にタフな交渉が繰り広げられるのです。

 

 

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