強烈な紫外線が降り注ぐ季節には、紫外線対策が必要です。実は、１９８０年代のフロンガス放出によって、今がオゾン層が最も破壊されて薄くなっている状態なのです。
これまでよりも多くの紫外線が地上に降り注ぎ、紫外線によって、皮膚疾患や皮膚がんなどが起こりやすい状態になっています。
紫外線が多く降り注ぎやすい状態なので、できるだけ日焼け止め対策をして外出するようにしたいものですね。
目次
多くの人が紫外線を気にしています
私たちは紫外線に対してたくさんの情報を入手することができます。それによって、紫外線の危険性を知ることができ、紫外線をさけるために商品を購入しているのです。
オゾン層の破壊によって、冬でもオゾン層が薄くなっている場所から紫外線の照射量が浄化傾向にあることから、私たちは、紫外線対策をして皮膚を守る必要が出てきています。
これは、私たちの日常にとってもう当たり前のことなんです。
紫外線は遺伝子レベルで問題が生じる
紫外線で最も知られている問題点は、皮膚が炎症を起こしたり、黒く焼けることです。
夏ビーチで日焼け対策をしていないと、強烈な紫外線のために、皮膚が赤くなったり、炎症を起こしたりしますね。これは、皮膚の表面が紫外線によって炎症になってしまい赤くなることと、メラニン色素が沈着して黒ずんでしまうのです。
さらに、ニキビなど皮膚疾患ができているところでは、その部分だけにメラニン色素が沈着してしまい、シミやそばかす、ひどい時には、大きなニキビ跡として残ってしまうこともあります。
そして、限度を過ぎて紫外線を浴びすぎていると、遺伝子レベルで皮膚組織が破壊されることによって皮膚がんが発生することがあります。
紫外線の種類は？
紫外線の種類は大きく分けて、３種類のものに分けられます。
UVA,UVB,UVCの３タイプの紫外線で、それぞれ波長の長さで規定されています。最も高エネルギーで波長が短いものがUVCであって、これはオゾン層によって吸収され地上に到達することはありません。UVBもオゾン層によって吸収されますが、一部地上に到達し、近年はこのUVBの到達量が多くなっていることが問題となっています。
UBAはオゾン層では吸収されず、地上に到達します。
太陽の光を浴びた時に赤くなるのは、このUVBの紫外線の影響であり、皮膚が黒くなるのはUVAが原因なのです。
こう考えると、日焼けサロンなどで、皮膚を黒くするために用いる紫外線がUBAであることが分かります。
そして、日焼けオイルは、UVBを吸収してUVAのみを皮膚に照射できるようにしたもので、日焼けを防止するための日焼け止めクリームは、UVA,UVB両者に対応していなければいけないのです。
⇒日焼けサロンの焼き方や効果による潜在する危険性！！おすすめのタンニングクリームは？
日焼け止めのスプレー・クリームは注意が必要
日焼けを防止すためのスプレー・クリームは紫外線を吸収したり反射したりする成分が含まれています。これらの成分によって紫外線は皮膚まで到達しないために、対策を施せば日焼けしません。
だけど、この紫外線を吸収したり反射したりする成分には、人にとって有害な物質が含まれるものがあります。
その紫外線吸収剤として代表的な物質は、オキシベンゾン。この物質が、アレルギー反応や、ホルモン異常を起こすことがあります。さらに、パラアミノ安息香酸など、皮膚がんを引き起こす可能性があります。
また、紫外線反射材として酸化チタンや、酸化亜鉛も、発がん性が指摘されている物質なのです。
つまり、一般的に市販されている日焼け止めスプレー・クリームには発がん性がある物質を含んでいるものが多いのです。
そんなわけで、紫外線を当たりすぎると皮膚がんの可能性があるとともに、適切な日焼け止めの商品を使わないと、日焼け止めによっても皮膚がんの可能性が出てくるのです、
日焼け止めの表示の見方は？
日焼け止めの紫外線の遮断効果を表す指標は、SPFとPAの表示によって見ることができます。
SPFはUVBの光の吸収率を示していて、SPF15で９３％、SPF20で９５％、SPF30で９７％、SPF50で９９％のUVBをカットする性能を示しています。一方でUVAの紫外線の指標であるPAは＋の個数で紫外線カットの量を示していて、＋が多いほどUVAをカットする能力が高いものになっています。
注意するべき点は、日焼け止めの指標とは関係なく、紫外線吸収剤は２時間程度で紫外線吸収機能はなくなってしまいます。そして、紫外線を吸収した物質は、化学反応を起こして、初めとは違った物質に変化しているので、なるべく早く洗い流すようにすることです。
日焼け対策のための食べ物は？
日焼けした肌を白くするためには、日焼けの原因となるメラニン色素を含んだ皮膚や炎症を起こした皮膚をターンオーバーを促進させることによって新しく生まれ変わらせることです。
シミやそばかすの原因は、ニキビなどができたところに紫外線が当たり、メラニン色素が沈着したことによっておこります。
これらのお肌のダメージをターンオーバーによって回復させるのを高める栄養素は、ビタミン類です。ビタミンA,C,Eなどはお肌にいい栄養素と言われます。特に、ビタミンCは、様々な、化粧品に入っているように、お肌の炎症を抑えたり、お肌に張りを与えるのに役立つ栄養素なのです。
さらに、ビタミンCには抗酸化力もあるので、ビタミンCを含む化粧品をつけるだけでなく、食べ物からもビタミンCを十分に摂取したいです。
そして、ターンオーバーに必要な皮膚を作る成分であるタンパク質を十分にとることも長期的な紫外線対策としては重要なことなのです。
つまり、お肌の老化を防ぎ、常に新しいお肌が生まれ変わりやすい状態を作るために、ビタミンA,C,Eやタンパク質などを十分にとっておくこと、そして、適切に体内の健康状態を保つために、バランスの良い栄養素をとっておくことが紫外線対策として重要なのです。
ビタミンやタンパク質が不足しがちな人は、サプリメントなどで補充しておくと良いです。
また、食品でビタミンA,C,Eが多く含まれる食材として、トマトを上げておきます。お肌のためにもトマトは毎日でも食べておきたいものなんですよ。
さらに、２０１６年にブームになっている飲む日焼け止めサプリは、紫外線に対して強い体を作るための成分が入っているので、紫外線対策の一つの方法です。
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日焼け止めに加えて紫外線対策グッズを併用すること
ビーチなどで、露出の大きな水着などを着用するときには日焼け止めだけになってしまいがちですが、そんな時でも、帽子やサングラス、薄手の日焼けを防止できるような服を着用したいです。
日常でも紫外線対策として様々なグッズを使っておくことがおすすめなのです。
⇒紫外線対策のためのＵｖカットメガネの効果！おすすめの度付き・度なしメガネの作り方は？
紫外線は、すぐには影響が表れなくてもその影響が蓄積してシミ、そばかすができてしまうと、ターンオーバーが促進しやすい状況を作ってもなかなか進みません。また、老化が促進してしわが多いカサカサの肌になってしまうこともあります。
皮膚がんへ発展することもあるので、若いころから日焼け防止グッズを使って紫外線防止を行っておくことが必要なのです。
おすすめの日焼け止めスプレー・クリームは？
HANAオーガニック（HANAorganic）UVミルク
LANOA
日焼け止め対策のまとめ
紫外線によって引き起こされる日焼けの危険性について理解して、日焼けを防止するために方法を理解してきました。
オゾン層が薄くなりUVBの紫外線の量が増えてきている状態です。将来のことを考えて、気づいた時点で徹底的に紫外線対策をしておくことは有益です。
今すぐに結果はわからなくても、将来起こり得ることに対して、投資しておくのは当たり前のことです。
日焼け対策も、お肌を健康に保つための投資の一つなのです。
