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殺虫剤の成分が人の健康にどのような影響があるのか考えたことがありますか?

 

今回は、日本でも使用されてきた殺虫剤に入っていたDDTについてです。

DDTは殺虫剤や農薬の成分として日本でも使用されていました。

 

近年では、使用することにより生体への影響がある事例が多数みられるようになってきたため、日本でも使用が禁止さている物質なのです。

 

WHOからDDTとLindane(リンデン)の発がん性が発表される

 

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DDTが問題となった研究発表は?

「Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism」に発表された研究によると、おなかに入っている間に高い濃度のDDTにさらされた胎児が、大人になった時に、そうでない人の4倍近く乳がんを発症するということです。

 

DDTはアルツハイマー、肥満、糖尿病など様々な病気の原因であると知られているようになっています。加えて、乳がんへの影響もあるということがわかってきたのです。

 

この研究発表によると、乳がんの発症が長期間の潜伏期間を経たのちに現れるのです。

 

現在もDDTを使用している発展途上国

実は、インドや中国などではDDTを製造しています。DDTがマラリアを媒体とする蚊の対策として優れているため、発展途上国では、マラリア撲滅のために現在でも使用されているのです。

 

妊娠中の母親が、胎児がおなかの中にいる時にさらされた量によって、影響が出てしまうことから、発展途上国では数十年後に女性の乳がんのリスクが高くなる可能性が高いのです。

 

そして、いま先進国で発生している乳がんの発生原因の一つが、DDTである可能性もあるのです。

 

それは、日本でも同じことです。

 

まとめ

安心安全といって使われていたり、無視されている物質で、実際にはずっと後になって問題があることがわかってくる事例はたくさんあります。

 

何十年後かに、それが症状として現れても対処のしようがありません。

 

そして先進国では使われなくなったと思っても、途上国では使用され続けるのです。

 

この事例からも想像できるのですが、日本でも、近年の傾向として、癌患者が増加している原因の一つが以前使用していた発がん性物質でなのではないでしょうか。

 

家庭内の発がん性の可能性がある物質リスト

 

子供が生まれていなくても大人になってから病気になることが、科学的に証明される可能性が出て来ています。

 

将来的に問題があるかはどうかは、使用開始時点では科学的には証明することができないのです。長い年月を経て、検証されるものです。

 

こうした問題は、自分自身で判断するしかありません。そのために、何に対しても疑問を持って自ら考えていく必要があるでしょう。

 

今回は、以前は私たちにとっても身近な物質であったが、日本では禁止されているもの、しかし、途上国では現在も使用されている物質について取り上げました。

 

気を付けたいものですね。

 

WHOからDDTとLindane(リンデン)の発がん性が発表される

 

 

 

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