ウォーターサーバーの購入を検討する際に天然水とRO水という選択肢が出てきます。
- 水道水とどう違うのか?
- 天然水とRO水って何?
など、ウォーターサーバーに使われる水の種類から理解しないと、どのウォーターサーバーを選んだらよいのかわかりませんよね。
ここでは、水道水、天然水、RO水の違いが分かるように徹底解説します。
水道水
水道水は、水道管から出てくる水ですね。
日本では、河川から貯水した水を浄水場で、不純物を沈殿、ろ過。殺菌して各家庭に送られるもので、塩素を添加しているので、カルキ臭がします。
安全性については、天然水よりも厳しい基準が設けてあります。
しかし、塩素濃度が高いことでカルキ臭がしておいしく感じなかったり、原発事故時に放射性物質が高濃度含まれていたことで、想定外のことが発生した時には、飲用に適さない水になります。
5年前に問題となる事態が発生した後に、突発的に基準値を超えることもあったんですよ。水道水の安全性に不安が残りますね。
RO水
RO水は、逆浸透膜(RO)を用いた水の純度を高めた水です。
不純物の濃度の違う水を、浸透膜で隔てておくと、不純物濃度の低いものが不純物の濃度の高いほうへ浸透していき濃度が一定になります。
そして、逆浸透膜は、浸透膜とは逆に、濃度の濃いものが、濃度の薄いもののほうへ浸透していくように作られた膜であり、ここでは、不純物の多い水が、逆浸透膜を通り、不純物の低いものになっていきます。
この時の浸透膜は、1ナノメートル以下(0.0001ミクロン程度の穴の開いた膜)の穴が開いた膜を用いています。
原子の大きさが、水分子の大きさが、0.3ナノメートルくらいといわれているので、水分が通れる程度の膜であり、それよりも大きな大きさを持つ分子などの不純物を逆浸透膜を通さないので、不純物を取り除くことが出きます。
なので、水分子や水分子がイオン化したオキソニウムイオン、水酸化物イオンよりも大きな分子やイオンは、逆浸透膜にすべて捕獲されるのです。
水分子よりも大きい放射性物質も捕獲されるので、安全な水になります。
その結果。ROを通したRO水、ほぼ、純水に近いものになります。
ですが、純水をそのまま飲むと、まったくミネラルが含まれていないことで、おいしく感じないこともあるために、おいしいといわれる天然水のミネラル分に合わせ、カルシウム、ナトリウム、マグネシウム、カリウムなどが添加して、ウォーターサーバーに用いられることが多いです。
つまり、RO水とは、不純物が取り除かれ、ミネラル分が添加された人工的なおいしい水なのです。
なお、RO水よりも純度が高い水を作るには、水を蒸発させて水分子のみを抽出して液体化させる蒸留を用いる必要があります。繰り返し行うことで超純水を製造できますが、飲用には用いられず、精密機器工場(半導体工場)などで、洗浄のために用いられます。超純水は、イオン化もしていないので飲んだら、お腹を壊すみたいです。英語ではDIW (deionized water)などとも言います。
天然水
天然水は、自然の湧水や、地下からくみ出した水のことを言います。有名どころらと、富士の湧水、阿蘇の湧水、木曽、北アルプスなど、銘水で知られるものも多いですね。
大自然のろ過システムでろ過された水には、たくさんのミネラル分が豊富に含まれます。特に、富士の銘水には健康に良いと含まれるバナジウムや亜鉛を豊富に含みます。
また、豊富なミネラルが含まれるために、味もおいしく、ウォーターサーバーの宅配水でも、12L当たり2000円ほどと、価格は若干高めに設定されています。
天然水は、豊富なミネラルとおいしさを生かすために、不純物をろ過し、殺菌することで安全基準を満たし販売されます。塩素添加がないことから分かるように、水道水よりは、検査項目は少ないです。
しかし、自分で好みの産地の水が選べるので、安心しておいしい水を飲むことができます。
好みに応じて選びましょう!
ウォーターサーバーの水は、宅配水タイプと水道水を用いるタイプがあります。
宅配水には、天然水とRO水があります。水道水は、浄水器タイプとRO水を作るタイプがあります。
おいしい天然水にこだわるなら、天然水が飲めるウォーターサーバーを選びましょう。
不純物のないRO水にこだわるなら、水道水直結のウォーターサーバーを使うと、コストパフォーマンスが良いです。
安心できて、おいしいお水を飲み続けるなら、水道水をそのまま飲むのは、かなり不安なため、できればウォーターサーバーを用いるようにするといいですね。
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