残業って、当たり前の会社は当たり前で先に帰る人がいなくないから、残業しなければいけない雰囲気にいつの間にかなってしまうんですよね。
しかも、上司は、いい顔しない。
長時間働くのが当たり前って人が多いんですよね。
日本には。。。
さて、今回は時間外労働と病気の関係についてまとめておきますね。
長時間労働は健康を悪化する!?
先日水曜日に発行された「The Lancet」の研究で55時間以上働く人と脳梗塞や、心臓疾患と強い関係があることが発表されました。
この調査結果は、London大学の研究者がヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアで行われた42の研究結果で、延べ60万人の調査をまとめたものです。
この調査では、年齢、性別、経済状態、喫煙歴アルコール摂取量、運動時間の健康習慣などを統計的な要因として分析した結果です。
標準的な労働時間は週に35時間から40時間です。
標準的な労働時間と比較し、41時間から48時間の労働している人は、10%脳梗塞を発症し、45時間から54時間では27%上昇、55時間以上では33%上昇、そして心臓疾患は13%上昇することが示されました。
そして、長時間労働する人の傾向として、アルコールを飲む量が多くなることと、運動する習慣が減り、座っている時間が長いことが分かったのです。
この研究では、長時間労働によってストレスがたまり、ストレスによって、人のアルコール摂取量が多くなって、運動など健康的な活動をしなくなることに強く影響することに言及しています。
日本の状況を考えると
週に55時間労働とすると、一日8時間労働とすると、月に約60時間残業することになりますね。
この程度の時間の残業だと、ほとんどの人が経験したことがあるのでは?
その時間が、どんな感じで会社に残っていなけれはいけないのか理解できるのではないでしょうか。
もちろんこれ以上の時もありますよね。
そして、日本には仕事帰りにちょっと飲んで帰るなんて習慣があったりするもんですからついつい飲酒が多くなってしまう。
さらに、その時間の残業すると運動することはほとんどなくなってしまうんですよね。
週末に運動する人はまだしも、しなければこの研究の悪い方向へそのまま突入してしまいます。
まとめ
日本で、サマータイムの導入を進めているようなのですが、たくさんの残業を日常的にこなしていなければならない人にとっては全く意味のない制度ですね。
サービス残業当たり前で、勤務時間を変更しても記録に残らないようにできちゃいますからね。
休日に突然電話がかかってきてなんてのも。
もちろん、会社によって、残業が全くない会社があったり、リクルートのように自宅勤務制度がある会社があって何時間働いたのかわからないこともあるのかもしれませんが。
自分の健康を守るためにもやっぱり自分で、アルコールの摂取量、定期的な運動はもちろんのこと、少しずつでも健康に良い生活習慣を心がけたいなあとこの研究内容を見て思いました。