「給食って今の時代に合っているの?」
最近の報道を見ていると疑問に思えませんか?
私たちが子供のころには当たり前にあった学校給食ですが、ここでまとめておこうと思います。
日本の学校給食と社会人
日本では、戦後の食糧事情から学校給食が始まりました。
米国から脱脂粉乳の提供を受け牛乳が学校給食とは切り離せないものとなりました。その習慣は今もなお続いています。
私が子供のころも学校給食は毎日食べていました。子供たちが当番制で食事の準備を行い同じ食事を食べます。
日本ではありふれた光景ですね。これが当たり前、これが普通になってます。そして年齢が上がり、高校大学へと進むと食堂があったり、弁当持参であったり、それが当たり前でした。
社会人では、会社の食堂だったり、弁当だったり、近くの食堂へ食べに行ったり、各人の都合に合わせて、食べ方を選択します。
では、今の時代に学校給食はあっているのだろうか。
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学校給食とはどんな位置づけなの?
埼玉県で、学校給食の給食費を払っていない子供への給食の提供をやめたところ、ほとんどの親が給食費を払ったという記事がありました。
このことは、大部分の人にとって給食は当たり前に出されるべきものだということと小中学校ではあるべきものという認識でいることが現れた結果なのでしょう。たくさんの人にとって給食がなくなっては困るのです。
学校給食の制度があることはいいことです。両親にとって、お弁当を作る必要がないため朝の時間を節約できるのです。
また、栄養士が献立を作っているという点では、経費も掛かって栄養バランスのとれた食事でしょうね。
見え隠れする利権
給食費以上のコストがかかって作られているものなので、その利権に恩恵を受けている企業もたくさんあるのです。
たとえば、牛乳です。牛乳には栄養があり、カルシウムを多く含んでいるという点では良いものです。
ところが、戦前は日本人には飲む習慣がほとんどなかったものです。日本人には牛乳を消化できない人が多いことが判明しています。
宗教的にも飲む必要はありません。何より、ご飯に牛乳は合いません。そのために、毎日牛乳が給食に出ることに疑問を持つ人は多いはずなのです。
現代の問題と問題提起
少数ながら、アレルギーを持っていたり、宗教の点から給食が食べられない子がいます。近年では、原発事故の影響で子供に給食を食べさせたくない両親もいることでしょう。
大多数の人が、給食は当たり前で提供されるものという認識でいることは埼玉の報道からもうかがい知れます。
しかし、少数の意見も取り入れるフレキシビリティーがあっても良いものではないでしょうか。
日本の教育は、同じ水準の人を育てるのには良い環境です。しかし、とびぬけた人を育てるのは難しいといわれています。
正しくても、違う意見を持つ人を阻害することもあります。
牛乳にしても昔から続いているからとかで続けるのではなく、時代背景を把握し必要性に応じて対応していったらよいように感じますね。
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