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日本では、制度上は就業規則に有給休暇が何日であると書かれていることが多いですが、実際に就業者がその日数を攣ることはまれなのです。

休みを取ることは、就業者の権利であって、その権利を行使することに対しては、名目上は何の遠慮もいらず、自由にとることができるものなのです。

が、実際には様々なしがらみによって問題があるようです。

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日本では暗黙の了解で、口に出して物を言わない文化がある

どの職場でもですが、暗黙の内に暗黙のルールが決められてそれを半ば強制される傾向があるのです。

その一つが、残業、そして、休暇もそれに含まれています。

それは、家庭で緊急事態が起こったとしても、仕事を休まないように、プレッシャーをかけられて休めなくなるんですね。休みますが、制度を利用して最低限の日数に抑えられてしまいますね。

残業について言うと、残業は会社によって40時間とか決められていて、それ以上残業することは許されていなかったりします。

その一方で、従業員は、それ以上の残業ができなくても仕事を終わらすために、出社時間退社時間の調整を書類上、帳簿上の行って、証拠として残さないように提出していることもあります。

これは、万一の監査が入った時には全く問題なく運営できているように見せかけることができるので、会社側にとっては凄く便利な従業員ですが、多くの従業員は、そうした、数値のごまかしは経験しているのです。

上司がそうしたことを経験しているために、部下も同じようにするのが当たり前になってくるため、文化としてその会社に根付いているんです。

これに対して口出しもできない文化になっています。

さらに、休暇も非常にとりづらいんですね。チームでやっている場合には、協力して仕事を調整して、休暇を取得すればいいのですが、休んではいけない文化が会社には根付いています。

さらに悪いことに、子供が生まれたなど、通常なら、出産休暇が認められる事態であっても、会社の人たちは、休むことに対して非常に冷たい扱いになってきます。

まるで、厄介が起こってしまったように、休むことに対しての批判が始まることもあります。

まあ、制度上問題ないので、それが理由にはなりませんが、休暇後に不都合な事態が発生するのが日本の社会なんですよ。

古い会社ほどこの傾向が強いんですね。

評価が上司の印象によって決まる

日本の会社では当たり前ですが、ものすごい発見をしたり、すごい利益を上げる成果があれば問題なく評価されますが、一般的には、ダントツな評価は得られません。

通常の業務をこなしているのでは、評価は完全に、ほとんど上司の采配によって決まってきてしまうのです。

つまり、上司のさじ加減ですべてが決まっていて、緊急事態であっても、休暇をとってしまって仕事に穴が開いてしまったという印象が残った時点で評価はなくなります。

いったんレッテルが張られたら、何をしても挽回はほぼできません。何の評価も得られなくなる危険性があるのです。

また、残業をしているかしていないかも大きな要素になってきます。

まだまだ、会社によっては、残業をして仕事をすることが重要な文化があります。その文化の中では、残業時間中に大事なことが決められたり、物事が動いてしまいます。

そんな状況にいなかったりしたら、上司の印象はもう悪くなるだけですよ。

この上司が絶対の文化がある限り、休暇をスムーズに取れるようにはなりません。

日本のサラリーマン意識が問題

日本の長い間受け継がれてきた仕事のやり方が、会社/上司のために尽くすことであるため、これが解決されなければ、休暇は増えません。

会社の従業員が家族としてみなすような組織では、会社が第一優先になってしまうため会社第一になります。

あくまで、会社は自分が、家族が安定的に暮らすための手段を提供してくれる場所であって、自分のキャリアを伸ばすために利用しているという認識がなければ、率先した休暇の取得ができませんね。

多くのサラリーマンが、家庭よりも会社を優先させている現実で、休暇取得といった人として当たり前の権利を得ることが難しくなっています。

それは、日本の会社文化の良くない点ですね。

まとめ

自分のこれまでの経験も含めて、会社で休暇を取ることの難しさや、とりにくさは、本当に戸惑いましたね。

しかも上司は、朝早くから、夜遅くまで会社に居座り続ける会社人間だったりすると、就業環境は最悪です。

そんな会社では休暇など取れないですよ。

そして、変えるなら、そんな働きづめのひとがいなくならなければいけません。

つまり、一つの会社で定年まで奉公しようという文化がなくなって、会社が生活のための手段の一つに過ぎず、個人が、様々な収入源を持つようになる必要があるのです。

そうなれば、会社に一日中いる必要もなくなりますからね。むしろ、もっと多様な働き方が選択できるようになることでしょう。

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自分で安定して様々な分野で稼げるようになれば、所属している会社で休暇を多く取得するというのが当たり前の文化になってくるのではないでしょうか。

あと5年持てばとか、10年持てばとかいう人が日本の職場には大勢います。

私はそんな上司のようにはなりません。