サラリーマンをやっていると、会社・仕事をやめたいと考えるときは誰でもあります。嫌な上司、嫌な仕事は必ずあります。
サラリーマンでやっている限り、自分の意図していない残業をこなさなければいけません。上司が変われば、まったく異なった対応をしなければいけません。
会社を辞めたいと思ったときの考えておかなければいけないことをまとめておきます。
目次
ほとんどすべての人が会社・仕事をやめたいと思ったことがある
このページを読んでくれている方は、今現在会社を辞めたいと思っている、もしくは、これまでに辞めたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
この会社・仕事を辞めたいと思うことは、すべての人に当てはまるのです。
会社・仕事をやめたいと思うタイミングは
会社を辞めたいと思うタイミングで代表的なのは
1.職場での人間関係が合わない
2.給料が少なかったり、残業時間が長い
3.仕事内容に満足しない、不満がある
4.会社の方針に不満がある
5.家族の問題
6.開業・独立する
7.その他
です。
自分の中でこうしたことが、どのくらいの問題なのかによって実際にやめるのか、それともやめないのか、適切に判断することが重要です。
なぜなら、日本の会社では一度やめてしまった会社に出戻りで帰ってくることはまずないのだから。
一つ一つどんなことが起こり得るのか見ていきます。
職場での人間関係が合わない
会社に入った瞬間に会社・仕事をやめたいと感じるのは、自分の直属の上司と関係が合わない時です。通常の会社では、まだ何もわかっていない新入社員の時は、上司から言われた仕事をこなすことから、仕事が始まります。
面倒見のよい上司だと、部下のことを考えて仕事を割り振ったり仕事内容を教えてくれるのですが、上司によっては、課題だけを突き付けて、ほかのサポートはせずに、一人で取り組むようにさせます。
十分な情報と、作業の処理能力が伴っていれば問題なくこなせますが、そのような業務の場合には通常の業務時間ではこなせず、残業が毎日続くことになってしまいます。
それだけの業務をこなして結果が出ればいいのですが、新入社員・若手社員にやらされるのはたいてい結果がないことを淡々とやらされるか、上司の言われたことを淡々とこなすだけ。結果は上司がまとめて、実働社員にはほとんど情報を知らせずに作業だけをやらせる環境になっています。
そうなることによって、上司の成果は上がるけれども、実際に作業をしている部下は注目されず、淡々と作業をこなすだけで、上司に対する批判避難が続くことになります。
そのような環境が長く続けば続くほど、やめていく人がいたり、うつ病になったり、仕事が長続きする人はいなくなります。
特に問題が生じるのは、上司が怒鳴っている環境、上司ばかりが昇進して、部下が全く昇進しない、40代の上司がたくさんいて昇進が詰まっている環境で起こります。
このような環境が長期間続く場所もあれば、数年おきに代わっていく場合もありますが、業界や、部門によっては長期間にわたって同じ人間関係が続いていくことが予想できます。
嫌な上司に当たったり、そりが合わない上司から抜け出すには、今現在やっている仕事をやめて、別の部門に移るか、会社をやめて転職するしかありません。
自分の希望だけで他の部署へ移るなんてことは幻想ですよ。
⇒サラリーマンの転職は同僚からは逃げの扱い!自分が目的持っていればいいじゃないか!
給料が少なかったり、残業時間が長い
働いた分だけ給与がもらえるのがサラリーマンなので、勤務時間によって給与が支払われます。しかし、ほとんどの会社の給与は、固定の勤務次官級に加えて残業手当がついて月々の給料が決まってきます。
給料の内訳は、基本給に加えて残業代。
残業しなければ生活できない程度の給料しかないなんてこともあります。
つまり、サラリーマンとしてやっていくためには、かなりの残業を強制されるシステムが作られているのです。
⇒上司の仕事は?部下の仕事をコントロールできない上司は失格です!
その上、会社の方針によって残業手当を制限して支払わなかったり、そもそも残業手当を支給しなかったりする会社もあります。
そんな会社は、ブラック企業として監査が入ったり、行政処分されるのが普通ですが、通常は、内部で自主的に工作が行われる文化が作られるために表に出ることはありません。
そんな会社では、朝から業務が始まり、夜遅くまでたくさんの人が残って仕事をしています。まじめに勤務時間をつけていれば残業時間が40時間とか60時間を、簡単に超えてしまうのですが、超えないようにしてしまいます。
そもそも、夜10時から会議をして今後の方針を決めたりするので、その時間まで残っていないと業務を任せられなかったり外れたりするもんだから、皆、遅くまで残ることになるんですよね。
さらに、休日でも呼び出されることもあったり、自宅や外出先で、自分の携帯電話で対応させられることになったり、でもその分の業務時間はサービスになったりするのが当たり前で、拘束時間がかなりの時間になります。
こうした仕事のやり方がサラリーマンの働き方です。
この、だらだらと長時間会社に居続けたり、休日もプライベートと区別がなくなることが、会社・仕事をやめたい理由になることもあります。
もちろん、こうした長時間労働をすることによって、仕事が進むために、個人の評価が上がるという企業文化があるために、サービス残業や長時間業務はなくならず、その業務時間に合わない人はやめたくなるのです。
家族がいる方にとっては、大問題となりかねません。
なので、これも会社をやめたいとかんがえる理由です。
仕事内容に満足しない、不満がある
サラリーマンの仕事は入った会社の方針に従って割り当てられた仕事をこなしていく必要があります。自分が面白い仕事に就くことができればいいのですが、そんな人ばかりではありません。
自分が希望していた仕事が割り当てられなかった人で、自分がつまらないと感じてしまう仕事に割り当てられた場合には、やめたくなります。
会社ではいろいろな仕事がありますが、そのどれかの仕事を誰かが担当しています。自分がやりたくても担当者がいるのでその仕事を、自分の都合のみで担当者を入れ替えるなんてことはまずありません。
そのために、自分が面白い仕事ができないなら、自分が面白い仕事ができるところに移動したり、転職したりすればいいのです。
サラリーマンを知れいると、仕事内容はどんどん変わって、一つの仕事をずっと続けられることがないのが一般的です。
そのために、自分がやっていきたい仕事をするためには、自分で計画をして仕事を作って言ったり、仕事を変えたりしていかない限り、自分主体で仕事をしていくことができません。
その手段が、部署を移動したり、転職することなのです。
仕事内容に満足ができなかったり、不満がある場合には、自分がやりたい仕事は何なのか、将来的にどうなっていたいのかを考え、そこに到達するまでにやっておくこと、もしくは、そこに到達するにはどういったプロセスが必要かを整理して、行動に移す必要があります。
同じ会社にいても、同じ仕事を永久に繰り返すことはありません。自分主体に満足できる仕事をしていくために、自分を見つめなおし、実行に移す必要があります。
会社の方針に不満がある
会社組織は、法律の範囲内で不正なく、ビジネスを展開していかなければいけません。そうでないと罰金を払うことになったり、社会の信用を失います。
最近でも、独立禁止法違反で罰金を払った企業や、脱税事件で、会社のトップが解任になった事件が発生しました。
それらの組織では、トップだけではなく、多くの人が、その問題にかかわっています。しかし、すべての人が処分されるわけではありません。すべての人を処分してしまったら、会社の上層部がいなくなり、会社が成り立たなくなってしまうためです。
といったことが一般には信じられてしまいますが、現実は、トップだけが辞めて、その下の人が責任を取らないように会社で守っているのです。
問題の会社の内部では、問題に対して社員教育やルールを徹底して、外部に情報が漏れないようにします。さらに、社員を洗脳して、どんな時にどんな発言をするのか教育をして置きます。
万一問題が明るみになっても、大企業の場合は、メディアも協力的な立場なのです。
そんな、会社の状態が嫌になる人もいることでしょう。
そうした会社に従順な人は、日本の会社で長い間、努めていると作り上げられます。
なぜなら、日本の社会には空気を読んで、長いものには巻かれなければいけない文化がしみついていて、実際には意味のないことだとわかっていても、みんなで決めたことは正しいこととして、間違ったことでも、上司や、政府が決めたことは正しいこととして扱わなければならない文化があるからです。
会社の方針や政府の方針に納得できない人は多いのです。
ちなみにそんな組織では、年を取った人たちは、自分の任期期間を無難に問題なくこなせればいいので、思い切った改革は行いません。
そして、そんな組織が嫌になるのです。そして会社をやめたくなるのです。
家族の問題
これって、結構深刻な問題で、親の介護だったり、身近な人が大病を患ったときには、結構な人が悩むことになります。
また、福島原発の爆発事故以降に放射能が拡散されてしまったことから、放射能をさけるために別居している人も少なからずいます。
いづれの場合も、家族間でお互いを理解していないと、最悪の結果になります。
別居生活が長く続くことによって離婚したり、家族間、親類間の関係がぐちゃぐちゃになったり、会社を辞めることになったりします。
結局は、家庭が良い状態でないと仕事に身が入らないし、仕事ができない状態が続きます。仕事をしないと生活ができませんが、何のために仕事しているのかきちんと考えて、家族で方向性を見つけていかなければいけません。
間違っても、中途半端に意思決定をしてはいけません。
開業・独立する
なかには開業・独立する人がいます。今の時代は、インターネットが普及したために、ネットビジネスで、どこにいても一定の仕事はできますし、収入を得ることができます。
ステップアップを踏んで独立する人もいれば、副業が当たって独立する人もいます。
また、サラリーマンの時に自分で副業して安定した収入までもっていって独立する人もいるでしょう。
それは、自分が計画立てて収入を得るためにビジネスをしているからであって、成功すれば独立するのは自然の流れです。
ご自分の人生設計に沿って、独立しましょう。
⇒サラリーマンは自営業には向かない!独立か迷った時は転職活動がおすすめです!
その他には
そのほかにも、顧客/クライアントと問題が起きたり、予期せぬことが降りかかってきたりして仕事をやめたいと思うことがあるかと思います。
そんな時には、実際に何が問題で、それを解決するためにはどうしたらよいのかじっくり考える必要があります。
適切な人と相談することをおすすめします。個人で悩んでいても適切な解決にはなりません。
ただし、間違っても、適切でない人と相談してはいけませんよ。間違った方向へ導かれてしまうだけです。
そして、一つの相談先が転職サイトを調べたり、転職エージェントに相談することです。自分の仕事をしている業界がどうなっているのか調べるにも、専門家に相談するに限ります。
以上仕事をやめたい理由を見てきましたが次に仕事をやめたいのにやめない理由をまとめておきます。
仕事をやめたいのにやめない理由は
仕事をやめない理由は主に、以下の点からなってくるものです。
1.生活していくお金がない
2.正社員に戻れない可能性があり、今以上の条件で転職できるか不透明
3.仕事はどこでも同じ
4.世間体が気になる
6.転職先を決めてから退職
7.新しい環境に飛び込みたくない
生活していくお金がない
仕事をやめるとお金がほかに収入がなければ、生活が立ちいかなくなってしまいます。やめてしまってから次の職場を探すにしても、探すまで収入がなくなる可能性があり、生きていくためにお金を確保しておくことが必要です。
正社員で働いている人は、一年以上働いていれば、雇用保険によって辞めてから3か月後から、適切に申請すればお金を手に入れることができますが、それまではお金が入ってこないので、お金を一定以上ためておく必要があります。
また、次に転職先が決まるまで、安定しない生活になるので、精神的に不安定になる可能性があるために、不安が強くなります。
その面で、やめたいと思ったときに辞めるのをとどまる人は多いのです。
正社員に戻れない可能性があり、今以上の条件で転職できるか不透明
一度やめてしまうとそのあとですぐに正社員の職を得ることができるかどうかは保証がありません。特に、就職活動の時にすぐに決まらなかった人や、これまでの職場でスキルを得ることができなかった人は、次の職場が決まるかどうか不安が強くなるのです。
さらに、転職したからと言って今の職場よりも条件が良くなるわけではありません。
給料が少なく成ったり、雇用条件が悪く成ったりといったことはあり得ます。
そんな負の条件を考えてしまうと、転職を踏みとどまることが多いです。
仕事はどこでも同じ
多くの人が仕事として割り切っています。仕事なのだから、嫌な仕事でも割り切ってやっていると、どこの職場でも全く同じ感情になってきます。
そうなってしまったら、転職するメリットはなく、むしろ、そのままの職業にとどまったほうが安心できるものです。
特に、自分でキャリアアップを考えていない人には、ほかの転職先に魅力はなく、今の職場にとどまったほうが良いのです。
世間体が気になる
特に、日本社会は、転職に対して後ろ向きの印象がいまだに存在します。さらに、無職の期間が存在することに対して、強い批判や避難をする傾向が強いのです。
つまり、会社・仕事をやめてしまうと、ニートになったことになってしまい、親、友人、親族、身近な人の対応が変わってきてしまうのです。
それを考慮すると極力、無職の期間を作らないほうがよく、転職も控えたほうが良い状況なのです。
そのために、会社・仕事をやめたくてもやめられない状況になります。
転職先を決めてから退職
転職に際して無職の期間を作らないために、会社をやめることを公表する前に、転職先を決めてしまうことがあります。
しかし、通常の業務をこなしながら転職先を探すのは非常に大変です。
多くの人が転職先を探しながら通常の業務をこなすことになってしまうため、転職を途中であきらめてしまう人もいます。
また、転職活動をしていることが判明したりすると、今の上司から引き止められたりして、転職できない状態になる場合もあります。
新しい環境に飛び込みたくない
新しい環境に飛び込むことは不確定要素が強いために、多くの人が躊躇することです。
転職活動をして、情報を集めれば集めるほど、今の職場で慣れた職場環境でいるのを比較すると、転職先で未知の世界に飛び込むことを躊躇したくなります。
そのために、自分の意思を明確にして、自分のやりたいことを明確にして転職活動をすることが必要です。
実際に行動に移すためには?
転職を志した時には情報が不足していたり、自分一人で悩んで、解決策が見えなくなる場合があります。私が転職のために利用してきたのが、リクルートが運営しているリクナビやリクナビエージェントです。
特に、始めて転職を志した時には、どんな情報でも手に入れたいものです。
そんな中でまとまった情報が入手できたことで次に行くべき道筋ができたという点で、便利でした。
また、エージェントのほうは、自分が出した希望の職種に対して選別して情報を送ってくれるので、登録しておくと相談しながら転職活動の準備ができるので、便利です。
会社をやめるやめないにしても、自分の中でこもっていては病気になってしまいかねません。
便利な転職サイトや転職エージェントを利用して、自分の理想となりキャリアプランを作って、キャリア形成をして行けばいいのです。
ここでは、おすすめの転職サイトを紹介しておきます。
⇒無料登録!転職相談無料!転職を志した時に、登録しなければいけないサイトは?
情報収集のために転職サイトを活用
転職のサイトはたくさんあるので、サイトに登録することから始めましょう。情報を知らなければ新しいことが分かりません。
最もおすすめの転職サイトは、リクナビです。業界最大手で、取り扱っている案件も多いので、まずはこちらのサイトに登録しましょう。特に、業種が絞れていない人は、こちらで探してみるといいでしょう。
転職を具体化するために転職エージェントを活用
転職した異業種が絞れている人は、転職エージェントに登録して、相談してみると良いです。転職エージェントは、たくさんの未公開案件も取り扱っているので、相談してみると、思ったよりもいい企業を紹介してもらえるかもしれません。
転職活動で苦労する、履歴書の作成や、面接の準備などもアドバイスをもらえるので、積極的に利用するべきです。
仕事をやめたい理由ややめられない理由のまとめ
仕事をやめたい理由ややめられない理由をまとめてみましたが、結局は自分が楽しめない仕事をしているために、やめたくなってしまうのです。
そんな時には、自分がなんで仕事をしているのか見つめなおすとともに、将来どんな状態になっていたいのか、理想の仕事はどんな状態なのか考えてみると良いでしょう。
それによって、キャリア形成のためにどんなことをやるべきなのか、今何をやるべきか見えてきます。
転職サイトや転職エージェントに登録して情報収集したり、実際に転職活動をすることは、自分のキャリア形成や夢を実現するために大事なプロセスのなのです。
私も自分の夢に迷ったときに、転職サイト、エージェントに複数登録して情報収集し転職しました。
自分のキャリア形成のために、どんな知識が必要なのか、どんなスキルを手に入れるためにどの仕事をすればいいのかは、専門家に聞いて情報を入手するのが早道です。
実際に動かなければ始まりません。会社を辞めたいと考えるときには、転職サイト・エージェントに登録して情報収集から始めるとよいでしょう。
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