日本では一年中豊富な水量を保つことができることから日本全国に水力発電が設置され多くのダムが建設されました。

 

ダムは、これ以上の建設ができないほど存在しています。そんな身近に存在する水力発電ですが、メリット、デメリットは何なのだろうか。

 

 

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水力発電のメリット

水力発電は、ダムを設置してしまえば、水の重力を利用しているため余計な電力を必要とすることなく、水の落下の力でタービンを回すことで電力を作り続けることができます。

 

そこからは二酸化炭素の排出がされないため、再生可能エネルギーとして地球温暖化への対策のため適切な発電方法の一つといえるのです。

 

 

水力発電のデメリット

水をためるために広大な敷地面積が必要なことがデメリットです。広大な敷地面積が必要で、過去にはダム建設のために村が沈みました。

 

そして、広大な地域に住んでいる動植物の生態系が完全に変わってしまいます。その地域の動植物が絶滅する可能性があるのです。

 

さらに水によって発電がなされることから、天候によっては発電量が少なくなる可能性があります。そして土砂がダムの底にたまると水を貯えられなくなるため、定期的に土砂を取り除く作業が出てくるというデメリットがあります。

 

 

水力発電のまとめ

そうしたメリットデメリットを考えたうえでも、人の生活と地球環境との調和を考えた場合には、合理的な電力発電システムです。近年、世界中で水力発電所の設置がすすめられています。

 

その際にやはり問題になってくるのが、広大な敷地面積を持つ地域が水没してしまうことで動植物が死滅してしまうことです。

 

最近の研究で、アマゾン川流域でのダム設置により70%の動植物が絶滅する恐れが生じているということが報告されました。

 

ダムにより水が貯められることで多くの島が形成され、小さな島で動植物が生存ができなくなることで、そこに住む動植物が絶滅する問題が生じているようです。

 

発電量を増やして国を発展させたい人と、自然を守りたい人との間で常に摩擦が発生します。適切な話し合いを十分に行い、調査に基づいて環境への負荷がないように勧めてもらいたいですね。