先月ヨーロッパを熱波が襲っていましたが
その影響が生活必需品に出てきたようです。

その一つが、オリーブオイル。
その状況についてまとめておきます。




スペインでオリーブオイルの生産量が減少する原因は?

スペインではオリーブオイルの生育が熱波の影響で
悪くなってオリーブオイルの生産量が少なくなっていて

備蓄量が今までで最低レベルになっているのです。

そのため、エクストラバージンオイルの値段が
2006年以来の最高値を更新するほどになっています。

イタリアでオリーブオイルの生産量が減少する原因は?

また主要なオリーブオイルの生産国の一つのイタリアでは。

オリーブオイルの木にとって致命的な
バクテリアの病気であるピアース病菌(xylella fastidiosa)や
ショウジョウバエ(fruit-fly)感染症のために
多くの木が傷つきオリーブの生産量が
落ちてきているのです。

日本のオリーブオイルの値段の影響は?

こうした状況でも、これまではアジアへの輸出を
続けていたことから、オリーブオイルの備蓄が
少なくなっているのです。

その上、世界中のオリーブオイルの需要が
高まりもありオリーブオイルの価格が
上昇傾向であるのに加えて、

今回の生産量の減少により、今後日本へ
輸入されるオリーブオイルの値段も
上昇することが想定されるのです。

まとめ

ヨーロッパの熱波の影響の一例として
オリーブオイルを取り上げました。

熱波のみではありませんが、ヨーロッパでは必需品の
食料品であるオリーブオイルの値段が上がる状況が
今後続いていくものと思います。

その他にも食料品の値段が上がっていたら、
近年発生している熱波の影響も否定できないですね。

近年の円安の影響の他に、アジア諸国の需要の拡大
そして、熱波の影響、そして、今年に入っての
各種食料品の値上げラッシュで困ったものです。

 

 

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