アルカリイオン水って何？活性水素水ってなんだろう？
浄水器の性能を見ていると、こんな疑問がわいてきます。
水道水は一般的に塩素のカルキ臭いにおいがしておいしくありません。
その塩素は、活性炭や浸透膜が備わっている 基本的な安い浄水器を使うだけで問題なく取れます。
その他、いろいろな物質の除去性能が付いていますが、それらは、日本の水道規格から言えば問題のないものばかりで、除去する必要がありません。それは理解できます。しかし、理解できないのは活性水素水やアルカリイオン水です。
そこで、今回はこれらの水がどんなものなのか調べることにします。
活性水素水
まず、これは怪しいものにしか感じられません。ホームページを確認すると様々な病気に効くとか抗酸化物質で活性酸素を無害にするとか書いてありますが、理解できません。
水に水素を接触させたとき最大の溶解量は、溶解度曲線で決められた圧力に対する溶解量で決まっています。 解けたときに水素として存在する量はごく微量であり、十分な水素が充満していて初めて決められた量だけ溶解することになります。
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炭酸のイメージとは全く異なります。
一方で、水素のイオン化している状態の水素イオンは、オキソニウムイオンとして存在し水中では存在し、水素イオンは酸性度を表します。 単に酸性の液体なら、レモン水やクエン酸、炭酸水も、水素イオン（オキソニウムイオン）が多く含まれる液体です。
また、胃の中は酸性ですＰＨは1くらいと酸性度が高いです。
その中に、少量の水素が溶解した水？が入って健康に良い効果が出る意味が理解できません。そして、浄水器メーカーが高い商品を買わせるために全く検証されていない健康効果をうたい消費者の 正確な判断ができないようにして購入させているだけで あるということが見えてきます。
活性水素水は高い水として売られています。お財布に余裕がある人のみが購入されればいいものです。
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アルカリイオン水
アルカリイオン水は、アルカリ性の水です。
精製方法は、通常の浄水器と同じ活性炭素や浸透膜を通した水にカルシウムを添加して、電気を通しやすくしたのち電気分解して 水酸化物イオン（ＯＨー）の成分を多く含んだ水を取り出したものです。 そして、オキソニウムイオン（Ｈ３Ｏ＋）を含んだ 酸性の成分を多く含んだ水はそのまま捨てられます。
その水酸化物イオンと一定量のカルシウムイオンを含んだ水を飲むことになるのです。さて、このＣａ（ＯＨ）２という物質は普通に存在します。 それは、石灰です。アルカリイオン水とは、薄い石灰水なのです。このように考えると、石灰水を飲んで健康に良い理由とかＣａを水から摂取する理由もかなり疑問に感じてしまいます。
ちなみに、アルカリイオン水を生成する浄水器は 3万円ほどから購入することが可能です。この分に投資するかどうかは、それぞれの方が判断してもらいたいものです。
普通に活性炭の基本的なフィルターを通して カルキ臭を抜けば、そのまま水道水を飲むよりもおいしい水になるでしょう。
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まとめ
考えれば考えるほど、活性水素水、アルカリイオン水ともに何がメリットがあるのか分からなくなるものですね。
ビジネスの点から行けば、これらの機能の付いた浄水器はめちゃくちゃ高価なので、売った時の利益は相当のものになります。この商材を取り扱いたい人は多いはずで、多くの人が高価な浄水器に手を出しているのかもしれません。
また、日本の水は一般に軟水です。ミネラル分が少ないため ヨーロッパの水のようにミネラルがたっぷり含んだ水を好む方は浄水器ではなくて、ミネラルウォーターを購入することをお勧めします。
結論として、浄水器は、カルキ臭をとることができる機能のみで 十分です。活性化水素水やアルカリイオン水などが除去できる機能は必要のないものです。
お金の使い方には注意したいものです。
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