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TPPの交渉が9月30日から始まりました。その詳細が報道されるために日本政府の担当者が何を行っているかが分かってきました。

 

総理大臣から、今回が最後の交渉にすることを担当者が、要求されたようですが、日本としての国の利益追求のための交渉をしていないんですね。

 

本当に、交渉を終わらせるための交渉を日本政府が推進しているようで、何のために交渉なのか、何をしているのか、ますます、分からなくなってきます。

 

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TPPで問題となっていることと日本事情

現時点で問題として伝えられていることは、まず、医療品などの特許の有効期間です。

 

開発が多いアメリカはTPP参加各国に対して、10年を要求しています。一方で、特許の切れた医療品の需要が大きい新興国では、より短い期間を主張しています。

 

日本は何と、中間の8年で何とかしようと投げかけているといいます。

 

何ですかね?

 

全く、自分の国の利益追求を行わないで、まるで、日本としては全く意見なく、その間で落ち着きましょうと両者に投げかけているんですね。

 

これは、何のために交渉をしているのかわかりませんね。

 

交渉のカードとして、両者は絶対に譲れないところとして主張しているのに、わざわざ分け入っていって全く注目していないところで、あえて日本の要求として突き付ける必要性が見えません。

 

わざわざ、自分の国で重要視しない項目に対して首を突っ込んでいって主張するやり方は不思議です。

 

また、そのほかにも、もとは、絶対に関税を守るといっていた項目は、前回の交渉で、どんどん妥協しています。

 

初めから妥協する量を決めて交渉に臨んでいるのです。

 

今回の交渉で、ニュージーランドからの乳製品の輸入の拡大を求められていますが、日本では、関税率の高いバターが常に品薄になっているのです。

 

チーズの製造を推奨してTPPの交渉で問題点になっているので、乳製品メーカーにチーズよりもバターを多く製造するように要求して、日本市場の品薄感を感じさせないようにした上で、今回は、バターの緊急輸入をしないようにしたんですね。

 

これが交渉を有利にするかはわかりませんが。

何というか、一時しのぎの対策と妥協ばかりです。

 

 

交渉において蒸し返されるのは普通

交渉においてその時に決まらなかったら再度やり直しになるのは普通のことです。

 

それまでの議論したこと話し合ったことについても、期間を開けて、対策を練ってこれば、その国のメリットになるように対策が練られて来るのは当たり前です。

 

日本のやり方は、これまでの報道からの印象では、ただ、交渉を終わらせることだけを目標にしていて、自国の利益の追求をしていないように、そして、将来の利益の追求をしていません。

 

それは、これまでの交渉で決まったとされることと、TPP参加表明した時の公約が全く違ったものになってしまったことを意味します。

 

結局は、このまま参加を交渉を続けても、日本の利益にはなりません。

専門家を含めて自国の利益になるような対策がなされてこその交渉です。

 

 

まとめ

交渉を続ければ続けるほど、日本にとっては不利な条件で交渉がまとまるような気がしてきました。

 

でも、交渉で合意したら、不利でもなんでもありません。

 

受け入れたらそこで公平な交渉が成り立ちます。

 

全体が公表されてこないのだけど、TPP交渉が日本が合意するメリットはあるのだろうか?

 

今のところ、日本にとって明確なメリットは見えませんね。やはり、アメリカのための参加ですね。

 

 

追加11月22日

結局、TPPの合意を今後合意するということで話がまとまりました。

つまり、次回以降の会合で、合意しましょうという形ですかね。

 

詳細が徐々に明らかになるにつれて、多くの関税がすぐに撤廃されたり、将来的に撤廃される項目が付け加えられていたりと、日本にとっては税収が激減しそうな状態なんではないですかね。

 

そして、それぞれに関係する分野の変革が必要になるのでは。

 

特に農業分野では、特徴がない農産物を作っているところは、厳しいのでは。