最近、芸能人の中でも癌になる人が増えてきて、私たち日本人にとって、癌が、より身近なもののように感じます。
以前は、これほどたくさんの芸能人が癌などの悪性腫瘍で、手術をするなんてことはなかったように思いますが、最近は頻繁に、誰かが癌になったとか、手術したとか報道されています。
福島の原発事故の影響の可能性が強いと思いますが、科学的に統計的に有り無しが証明されるのは、ずっと先でしょうね。
ありの場合は、ほかの地域との差が大きいと確認された時なので、すごく時間がかかるのでしょう。
小児甲状腺がんは福島県だけで100人以上確定しているので、そろそろ、統計的に確定できると思うんですが、権力者は認めないかもしれません。
さて、今回は、放射能汚染がないという前提のもとで、乳がんを予防すると言われている方法をまとめておきます。
ここで上げる要因は、統計的に有意差が出るほど、乳がんの発生率が変化しているようです。
目次
肥満体の影響は?
「Cencer Prevention Study」で3万人の女性の調査をした結果、ウェストが10cm増えるごとに乳がんの発症率が13%ずつ上昇していたのです。また、BMIの値も1ポイント上昇すると4%乳がんの発症率が上昇していたのです。
太っている人が乳がんを発生しやすいのは、エントロゲンの影響を受けていると考えられていて脂肪細胞の多い女性の体内で、エントロゲンが作られやすいと考えられています。
そして、太っている人は乳がんのみでなく、心臓病や2型糖尿病の発症リスクも高いのです。
飽和脂肪酸の影響は?
飽和脂肪酸が、エントロゲンと結合することで、乳がん細胞が増える原因となることが言われています。
飽和脂肪酸が多い食品は、脂身の多い肉、チーズ、バターなどに多く含まれるようです。
そして、飽和脂肪酸の摂取量による乳がんの発症率の比較では、飽和脂肪酸をたくさんとっていた女性と、とっていない女性を比較した結果、飽和脂肪酸を多くとっていた女性の乳がんの発症率が28%高かったのです。
飽和脂肪酸のとりすぎも、乳がんや心臓病の原因となるので注意が必要です。
エクストラバージンオリーブオイルの影響は?
地中海料理にエクストラバージンオイルを週に1L使った人と、と使わない人、それと、ナッツ・アーモンドをたくさん食べた人の3グループの女性の調査結果で、エクストラバージンオリーブオイルを毎週1L家族で使った女性のグループが、それ以外のグループよりも68%乳がんの発症率が少なかったのです。
オリーブオイルには不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。単に摂取する脂肪を減らせばいいという訳でもないのです。
どの食物油がいいのか迷っている方はオリーブオイルにしてみては?
⇒オリーブオイルを使った食事の健康効果!乳がんの予防効果&乳がん発生リスクが激減!?
大豆製品の影響は?
大豆に含まれるイソフラボンという物質はエストロゲンとよく似た構造をしています。
しかし、大豆製品をたくさん食べることによって、乳がんの発症率が減少することが分かってきたのです。
国立がん研究センターを中心に行われた研究で、味噌汁を毎日3杯以上取る人が、1杯以下の人に比べて、乳がんの発症率が40%減少することが分かったのです。
さらに、大豆製品を毎日食べる女性は、そうでない女性に比べて、20%減少することが分かったのです。
大豆製品は、納豆、豆腐、みそに代表されるように、日本ではおなじみの食材です。
乳がん予防のためには、毎日の食事に取り入れたいものです。
魚を食べることによる影響は?
魚の中に含まれる、オメガ3脂肪酸が、乳がんの発症率を抑えることが分かったのです。
これは、88万人異常を対象として、乳がんの研究を解析した結果で、オメガ3脂肪酸を含む魚を多くとっていた人の乳がんの発症率が14%減少していたのです。
また、オメガ3脂肪酸を含む魚を0,1g食べるごとに乳がんのリスクが5%減少することもわかりました。
魚のオメガ3脂肪酸は、様々な病気にも予防策として有益です。
ぜひ毎日の食事に取り入れたいものです。
定期的な運動の影響?
様々な健康効果が言われている定期的な運動の影響ですが、その定期的な運動を行うことで乳がんの発症リスクが軽減されるようです。
週に3-4時間程度のジョギングやエアロビクスなどを行うことで、運動しない人よりも、乳がんの発症率を20-30%げんしょうすることができるといいます。
結局は定期的に運動することで、脂肪と関連するエントロゲンの発生を抑えられ乳がんが発生しにくくなるのですね。
定期的な運動は健康の基本です!
アルコールを飲まない
アルコールを飲むことによって、エントロゲンの発生が促進されます。
乳がんの発生させないためにもアルコールを飲まない方が良いようです。
また、アルコールを飲む人には、ビタミンBがたくさん摂取できる葉酸をたくさん摂取することが勧められています。
ビタミンDをたくさん摂取する
ビタミンDは太陽の紫外線が人の体にあたることで生成することができます。そのため、日光浴をすることに加えて、ビタミンDを多く含む食事をたくさんすることで、乳がんの発生が抑えられるようになるようです。
研究によっては、血中のビタミンDの量が多いことで、そうでない人に比べて、50%の乳がんの発症率が抑えられるようです。
避妊薬からの影響?
避妊薬を用いることによって、乳がんの発症リスクが高くなることが言われています。
特に長期にわたるホルモン治療が、乳がんのリスクを高めるようです。ただし、服用をやめた後5年たったらリスクは通常のリスクと同じになるようです。
また、流産を防ぐ薬を妊娠中に取ると、女性も、おなかの中の胎児も乳がんになるリスクが高くなることが言われているようです。
殺虫剤の影響?
乳児が母親の胎内にいる間にDDTを含んだ殺虫剤を浴びた量が多い場合に乳がんの発症リスクが高まることが分かってきました。
DDTの影響がある人がない人に比べて4倍乳がんの発症リスクが上がるのです。
これは、現在では先進国では使われなくなっていましたが、昔は使われていました。
この成分は今でも発展途上国では使われていて、特にマラリアの蚊の防虫剤として使われているようです。
また、DDTはアルツハイマー、肥満、腎臓病など様々な病気の原因であることが分かってきています。
⇒殺虫剤の成分として使用されたDDTからうける影響!乳がんのリスクが上昇!
まとめ
最近の芸能人のがんの発生報道を見ていると、がんが本当に身近なもののように感じられてきます。
そして、これまでの知見から、いろいろな食品ががんの発生を予防する効果がある可能性があるのです。
今現在において予期せずにリスクが増えてしまった要因は仕方ありませんが、これからは、がんの発生確率を減らすような食事を心がけていきたいところです。
そして、適度に太陽にあたって運動をすることです。
健康が何をするにも基本となってきます。上記で書いたことが皆さんのご参考になればいいですね。
健康的だと思われる食事と運動が基本です。常に心がけたいところですね。
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