上司の仕事は何なんでしょうね?
ちょっと考えてみると、すぐに思いつくことが
- 部下の仕事を割り当てる
- 部下の仕事の評価をする
- 部下が困っているときに助言する
などです。
現実には、これができない人が上司として失格かというとそうでもない。
存在しているだけの上司はいるのです。
一般的に上司は、部下の仕事の大きな分類を割り当てます。詳細については各人が、個々に調整して仕事内容を進めていくものです。
部下の評価に対しても、上司の前もって評価が決まっていて、形式的に評価項目があったりしますが、あまり意味のないことなのです。
部下が困っているときに、何もしない上司もいますね。
部下が、仕事が与えられ過ぎて、何時間残業しても、仕事が終わらなくて、毎日遅くまで残って作業せざるを得ない状況になっても、たいして評価しないのが上司です。
会社の組織では、こういったことが日常になっています。それは、変わりようがない事実です。
日本の社会では、個人が交渉して仕事内容を決めることは少ないです。特に大企業の場合には。
エンドレスに続く作業環境が与えらます。それを延々とこなし続けられる人を企業は求めているのです。
上司は、その作業員が作業しているのを見ているのが仕事でなのです。もちろん、他にも仕事をこなさなければいけないですけど。
いいタイミングで、そのポジションに着けるかどうかで、その人の仕事は決まり、枠組みに入り込めた人は、その地位で淡々と作業を続けることになります。
大きな組織になればなるほど、上司の役割が薄くなってくるけど権限は強いのです。
特に、産業が独占状態のところでは、上司部下の権力構造が強くなるのではないでしょうか。
それは、決まりきった作業を繰り返すのみであって、アイデアが必要になるわけではないので、上司が判断できるようになってくるのです。
また、今の大企業は、50代ぐらいの管理職が多く、若い実働する人が少なくなっている歪な構造になっています。
そのために、多くの人に仕事を分断する必要があるため、何をしているのかわからない上司が生まれることになるのです。
もちろん、リストラでほかの会社へ移っている人も多いですね。
そんな歪な構造から、モラルにかかわる問題が発生し、粉飾などの事件が発生してしまったのでしょう。
皆が実働で忙しかったら、不正をするよりも、問題点の解決に動くのが普通なのに、管理職の実働しない人が多かったがゆえに、ある企業では粉飾決済の連鎖が発生してしまったのではないだろうか。
これは年を取った管理職が多すぎたことが問題のひとつであったように感じる。
実働しない上司が増える中、実働する人に仕事がエンドレスに降りかかる構造が改善さない現実は、上司の怠慢であって、その状態を放置している上司は失格です。
日本では、いまだに戦時の軍隊のように、気合で何とかしなければいけないという文化が根付いているのもよくないことです。
気合だけで、前日から次の日の朝まで続く作業をやらされたら、たまったもんじゃないですよ。
まあ、もちろん直接は言いませんけどね。
仕事の内容によっては、こうした感覚を理解できる人はいるのではないでしょうか。
この働き方は、そんな組織にいると常識になります。
上司も、そういう経験をしてきて、その仕事スタイルを改善できないのです。
そうした過剰な労働は、のちにうつ病などを発症させることにつながりかねないし、それは、上司の責任となるべきなのではないだろうか。
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