毎年日本へ襲ってくる台風ですが、その台風の定義は何でしょうか。また、台風は、どこでどんなふうに発生して、海外ではどんなふうに呼ばれているのか、調べてみました。

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台風の定義

台風とは熱帯低気圧が発達して最大風速17m/s(32ノット)以上になったものを言います。世界基準では、最大風速が64ノット以上の熱帯低気圧をタイフーンと呼びます。

台風は主に太平洋高気圧の影響で北へ針路をとり日本付近に来ると偏西風の影響で東へ針路を変更し高気圧と、ジェット気流の影響で日本付近で速度が急激に上がります。

熱帯地方では常に熱帯低気圧になりうるスコールが発生します。そして、そのスコールが大きくなったものが、熱帯低気圧で、大抵はそのままその地域で消滅します。しかし、大きくなる熱帯低気圧もあり、上記の定義を満たした際に台風と呼びます。

台風の日本へのどのように影響するのか?

日本へは、夏から秋にかけてが多く台風がやってきます。台風発生当初は貿易風によって西へ進みますが、夏は太平洋高気圧の勢力が強いため、その高気圧に縁に沿って台風が北上します。高気圧の勢力が強いため、非常にゆっくりとした速度で進行し、その経路もあいまいなものになることが多いです。

9月、10月になってくると太平洋高気圧の中心が日本列島よりも下に位置し、偏西風が日本列島に吹くため風は、ちょうど日本列島を縦断するような東向きの針路をとり、ジェット気流に乗ることで、非常に速い速度で日本列島を通り過ぎます。

それ以外の季節では、一般的に太平洋高気圧が南の方に位置していて、台風が日本列島に近づくことができず、フィリピン、ベトナムの方へ進行していきます。

台風は一年中発生しますが、太平洋高気圧の影響で日本へは夏から秋の季節に到来するのです。

 

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台風の名前は?

日本では台風を1号2号、、、となずけています。これは、毎年最初に発生したものから順にその名前を付けています。

世界的には、台風は別のコードネームで呼ばれます。各国の台風委員会が持ち寄った名前で順番を決め発生した順番にその名前を付けていきます。全部で140個の名前を用いて繰り返し使用することになってい明日。。ただし、台風によって大災害が発生した場合にはその台風についた名前はそれ以降使用することが可能になっています。

日本語名はテンビン、ヤギ、ウサギ、カジキ、カンムリ、クジラ、コップ、コンパス、トカゲ、ワシがあります。

台風の強さとその他の種類

これまのでの台風の指標が一新され、弱い、並の強さがなくなったようです。新しい指標は、以下のようになっています。

最大速度

熱帯低気圧 最大風速17m/s以下
台風 最大風速17m/s-33m/s
強い台風 最大風速33m/s-44m/s
非常に強い台風 最大風速44m/s-54m/s
猛烈な台風 最大風速54m/s以上

特に最大風速70m/s以上のものをスーパー台風と呼びます。

台風の大きさ

台風 500km以下
大型の台風 500km-800km
超大型台風 800km以上

ただし、風速15m/s以上の半径の大きさです。

また、世界の他の地域での台風は異なった名前で呼ばれています。いずれも同じメカニズムで発生しています。

ハリケーン

北中米で発生する熱帯低気圧のうち最大速度33m/s以上のものをハリケーンと呼びます。

サイクロン

インド洋、アラビア海などで発生する熱帯低気圧で
17m/s以上ものをサイクロンと呼びます

 

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まとめ

台風は、昔から何年かに一度は大災害をもたらしています。台風の季節には、特に、台風が来ている場合には、小さくても十分に注意しておきたいですね。