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今年はヨーロッパで熱波、アジアで熱波と大洪水、アメリカでもカリフォルニア州で大干ばつに襲われ日本では、梅雨明け以降、連日の猛暑の影響で暑い日が続いています。

 

その原因が、なんなのか気になっていたところ、先週木曜日にNOAA(National Oceanic and Atmospheric Administration)から今年のエルニーニョ現象は観測史上最も強いものである可能性があることが発表されました。

 

どんな根拠に基づいているのか。
どのような影響があるのかまとめておきます。

 

エルニーニョ現象とは?

エルニーニョ現象とは、赤道直下の東太平洋から南米ペルーの海水の表面の温度が平年よりも高い状態が半年以上続く状態です。

 

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今年に特有のエルニーニョ現象は?

赤道直下の東太平洋の海水温が高い状態は今年の3月から続いています。

 

定義から行くと、来月9月以降も高い状態が続くと、エルニーニョ現象が発生していることになります。

 

現時点で、その海域の海水温が2度以上高い状態であるのです。
この温度が、過去最大規模なのです。

 

観測が始まってから65年間で3回これど同程度の規模の
海水温の上昇だったようです。

 

今年のエルニーニョから予測されることは?

NOAAのシミュレーションによると今年のエルニーニョは今年の秋に最大になって、

 

高温の海水温の状態が、今年の秋から来年2016年の春まで長期にわたって続くことを予想していて過去最大規模のエルニーニョ現象になることを予測しています。

 

NOAAのモデルとは?

NOAAのモデルは、海洋と大気の循環を取り入れたモデルを地球規模で取り入れ採用しています。

 

そのモデルで一定の成功を得られているために今回のエルニーニョの予測も精度が良い可能性がありますね。

 

予測される事態は?

2000年以前に最大のエルニーニョが発生したのは1996-1997年です。
そして、1998年には世界の平均気温が観測史上最高を記録したのです。

 

アメリカではエルニーニョ現象の時に降雨量が多くなって洪水が引き起こされました。

 

NOAAのモデルによると、エルニーニョ現象は今年の秋に最も強くなって来年の春まで続くとのこと。

 

日本では、エルニーニョ現象が発生すると冷夏に、その翌年は暑くなるというのが、

これまでエルニーニョ現象が発生した時の定説でしたが今年の猛暑からは今年は冷夏ではありませんでした。

 

今年は連日猛暑日が続くのが過去と違っていますが、1998年と同じ状況なら2016年の夏は、より暑い日が続くことが考えられます。

 

 

世界中の異常気象の要因は何?

1997年のエルニーニョ現象の時には海水温が3.6度上昇しました。

 

そして、インドネシアでは森林火災、欧米では大洪水が発生したりと世界中で災害が発生しました。

 

今年に至っても、インドパキスタンで熱波や大洪水、ヨーロッパで熱波、中国、ミャンマーで大洪水、アメリカで大干ばつと、様々なところで、大災害は発生しています。

 

日本も暑い夏に要注意。海外で局地的に異常な熱波が発生。

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そして、エルニーニョは、来年の春まで続くことが予測されているのです。

 

まとめ

秋にかけてエルニーニョ現象が、最大になってくることが予想されています。
つまり、海水温の上昇です。

 

そして、来年の春までその影響は続く見込みで観測史上最大規模のエルニーニョになる可能性があります。

 

これまでのデータによると、世界規模で降雨パターンが変化し大干ばつ、大洪水、森林火災が発生し、冬には降雨量、降雪量が多くなりその翌年には世界的に高温になりました。

 

2000年以前で最大だったエルニーニョが1996-1997年に起こったエルニーニョで、その結果に基づいています。

 

どのような事態になるかは正確な予測はできませんが、これまでに最強のエルニーニョというと自然災害がどこで発生してもおかしくはありません。

 

気を付けて備えは万全にして置きたいものですね。

 

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更新11月22日

11月に、中央太平洋のバンド状になっている海水温の温度が平年の値よりも5度高くなっていることが確認されました。

 

この温度差は、これまでで最高の温度であって、この高温の影響で気象変動が発生してくることが考えられています。

 

エルニーニョ現象が強くなってきています。

 

さらに、地球の平均気温が過去最高を記録していること、海水温も高い状態が続いていることから、気象変動には十分に注意しておく必要が出てきます。

 

日本でも、冬にかけて、降雪量が多くなる可能性もあるので注意して置きましょうね。

 

暖冬だけど、水分をたくさん含む空気がたくさん入ってきて降雪量が多くなるということは考えられますよ。

 

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