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インドからショッキングで痛ましいニ報道です。

 

メタノールの入ったリキュールを飲んだことによって多くの方が亡くなったという報道がされたのです。

 

これについて状況をまとめておきます。

 

 

メタノールをリキュールに使ってしまったインドの実情

一般に発展途上国ではその傾向が強いのですが、インドは、そのぞれの人の所得の差が大変大きな国です。

 

所得の高い人は先進国の人と同じ生活をすることができます。一般的な身なりは、伝統的な宗教的なものを着る方も多いのですが、一定数の人は高価なブランド物を身に着けている人もいます。

 

そして、衣食住の日常生活に必要のあるもの以外のものについての価格帯は、先進国のものとそれほど違いがないのです。

 

そして、お酒もそうした製品の一つで、一般的な食料品に比べて高価なのです。

 

価格帯としても、正規のものだと、日本で売られている価格とあまり違わなかったり、逆に高価になっているものもあるのです。

 

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ときどき発生するメタノール混入事件

しかし、所得の多くない、いわゆるブルーワーカーやタクシー運転手のとっては、お酒は高級品だったり、嗜好品の一つとなっているのです。

 

そんなお国柄のインドで、先週メタノールで作ったアルコールを飲んだことによって、たくさんの方がなくなったというショッキングなニュースが報道されたのです。

 

メタノールのリキュールを大量に生産して、特にブルーワーカーやタクシー運転手の方に販売したことにより、被害が拡大したようです。

 

このようなエタノールではなく、メタノールを使ったリキュールの販売によって多くの人がなくなる事件は、インドで度々発生します。

 

過去には2011年にウェストベンガルで167名が犠牲になり2004年には87名が犠牲になくなりました。

 

メタノールとエタノールは全く違う物質です。

 

同じエタノールでも工業的に作られたエタノールは飲食に適さないことは知られています。

 

 

教育水準の格差により被害が拡大

優秀なインド人が世界中に住んでいるようにインドの教育水準は高い場所もあります。(ソフトバンクの後継者もインド人ですね)

 

そして、インドの教育水準は、所得の格差によって大きく異なってくるのです。

 

世界中に留学する一定数の優秀なインド人もいれば学校へ通うことができずに仕事をする子供たちもいます。

 

競争の激しいインドの学校では成績が悪くて、退学することになり学校へ通えなくなる子供たちも一定数いるのです。

 

インドは、そうした競争社会が、小学校に入る前から続いている国なのです。

 

日本と比較すると、すべての人に一定の教育が与えられる日本では、メタノールでアルコール飲料を作って販売するようなことはないでしょう。

 

しかし、ある一定の教育をすべての人が受けることができる教育環境では、突出した人は生まれることは極めてまれなのかもしれませんね。

 

この事件から、インドの状況を想像すると、激しい教育の競争の中で、生き残れた優秀な人たちがいる、一方で、多数の教育水準が満たない人が存在することが実感できます。

 

そんな状況が良いのか、日本のような一定水準の人を多数作る教育が良いのか考えさせられることですね。

 

ちなみにグーグルを作ったのも、ソフトバンクの時期CEOと期待される人もインド人ですね。