「あなたは今の時代が絶滅に向かっていると聞いたらどう思いますか?」
私にはちょっと興味深いニュースです。
どういう理論で、絶滅の危機だと研究者が言っているのか興味が出ました。
ご存知のように6500万年前に、恐竜は絶滅しました。
そして、それ以前にも地球上の生物は、何回も同じような絶滅の危機に瀕していました。
そして、今が、その第6回目の絶滅の危機なのではないかというニュースが流れてきたのです。
これについて、まとめておきますね。
6500年前に発生した大量絶滅について
地球は、6500万年前に大規模な絶滅の危機に瀕しました。その際には恐竜など大型の動物だけでなく、たくさんの種の動物植物共に絶滅していきました。
⇒6500万年前の恐竜の絶滅の原因!小惑星の衝突と大火山の噴火の両方だった!?
それらの動植物の絶滅が発生した要因は、地球外からの隕石の衝突です。巨大な隕石が地球へ衝突することにより多くの物質が空中へ巻き上げられてそれらの物質が空を覆うことによって、地球上に太陽の光が届かなりました。その現象によって、地球の温度が低下してしまい、さらに太陽の光が届かないことから、生物が成長しなくなってしまったのです。
生物が成長しないので、それを餌にしていた動物が死に、その動物を捕食していた大型の恐竜なども死滅していったのです。
この隕石の衝突による大規模な地球上の気候の大変化によって、当時地球上を支配していた恐竜を含むたくさんの動植物が絶滅していったのです。
そのあとに、生き残った哺乳類が地球上で栄えるようになっていきました。
現代の私たちの状況は?
6500万年前の恐竜が絶滅した時と同じような状態が、現在進行中であるということが発表されたのですね。
恐竜の絶滅から次の時代への変化は、一瞬で起こったわけではなく、数万年かけて起こっていったのです。つまり、一度絶滅してから、哺乳類が地上の至る所に広がって行くまでの変化には相当の時間が必要だったのです。
今問題とされているのは、人類が作り出した産業革命後の世界のことです。産業革命から、地球上で人間の文明が一気に発達してきました。
その過程で、たくさんの生物や動物が絶滅してきたのです。まさに、絶滅の危機に瀕しているのです。
それに加えて、近年の環境問題を考えていくと、森林伐採の問題、地球温暖化の問題、放射性物質の問題など、人の活動によって、大きな環境問題が引き起こされています。
その人によって引き起こされた問題が原因で、様々な生物の絶滅が懸念されているのです。
さらに、その絶滅のスピードが、これまで地球が経験してきた生物が絶滅するどのスピードよりも、何十倍も速いスピードだということなのです。
実際に私たちの身の回りでも、絶滅危惧種に指定されている動植物はいっぱいありますよね。
絶滅してしまったものの代表例は日本オオカミなど、日本ウナギは絶滅危惧種に指定されています。
そうした絶滅を少しでも減らす方法として、環境問題に真剣に取り組んでいくことです。
その一つの代表例が、エネルギー問題でしょう。
エネルギー政策の転換は進むのか?
世界中で、再生可能な資源に注目がされています。しかしながら、今の環境を破壊し続ける方針を大きく変換するようなことがなければ、危機的な状況は、すぐにでも訪れてしまうかもしれませんね。
火力、原子力での大量発電によって、資源を大量に消費しています。
これは先進国も、途上国も同様です。
そして、発展途上国では、これまでに先進国が経てきたように大量生産、大量消費で発展を遂げようと進んでいます。
そのために、先にさまざまなものが豊かになってきた先進国側で、地球温暖化へ向けて、環境への負荷が小さいエネルギー政策に切り替えることが求められているのですね。
そして、二酸化炭素削減を強く求められているのです。
日本では、原子力発電所を再稼働することによって、炭素排出量に貢献しようとしていますが、福島事故のように爆発して環境を汚してしまっては問題です。
また、太陽光発電の買い取り料金を下げたり、既存の電力会社などを優遇するための措置が次々と決まっているようです。
一方で、お金儲けを中心にして、耐久性のない太陽光発電設備を設置してしまったばっかりに、問題のある設備の設置による不具合がこれからたくさん出て来ることでしょうね。実際に、ヨーロッパでも、暴風などによって太陽光発電設備が壊れてしまい、太陽電池に含まれる重金属を含んだ物質による汚染が問題となってきています。(太陽電池の製造方法の中にはカドニウム等の重金属を含むプロセスもあります。)
ドイツでは、原発を廃止し、リニューワブルエネルギーを電力の中心にする動きがありますね。
日本は、地球環境へ対する動きが遅れているといってもいいです。
政府が中心になって、原発を海外へ売り込むなんてことは時代遅れになってきています。
今が6回目の絶滅の危機であるという研究者の発表は、このままの状態では、事実であることが近い将来証明されるのかもしれませんね。
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