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昨年度と今年度と世界的に熱波を経験して、今年は、さらに観測史上最高気温を1月から7月まで観測しています。

 

そして、それにも付随するように北極の氷が薄くなってきているのです。

 

これについてまとめておきます。

 

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北極の氷が観測史上4番目の薄さを観測

「National Snow and Ice Data Center」によると、北極海の氷が441万平方キロメーター先週末になったとのことです。

 

この量は、昨年2014年の最も薄い時から62万平方キロメートル少ない量なのです。

 

そして、1979年からの人工衛星での北極海の氷の測定で、過去10年間で9回、最も薄い記録を打ち出しているのです。

 

北極海の氷が最低を更新する原因は?

地球の平均気温, 出典:気象庁ホームページ
地球の平均気温, 出典:気象庁ホームページ

 

北極海の氷が最低になっている原因は、グローバルウォーミングガスの増加による地球温暖化が原因に挙げられます。

 

研究者によると、昨年2014年はこれまでの最も暑い地球の平均気温の記録を更新していて今年2015年もその記録を更新しそうな勢いです。

 

北極の氷が起こることによる懸念点は?

温暖化によって、北極の温度も上がり北極海の氷が解けることによって、世界中の天候のパターンが変わり予想できないことが起こる可能性がでてきます。

 

この北極の氷が解けることによって起こる問題の一つが、海水面の上昇があげられます。

 

日本の潮位 出典:気象庁ホームページ
日本の潮位 出典:気象庁ホームページ

 

日本の場合は、50-70年周期で平均の海水面の変動が観測されていて今が最も高い状態です。

 

この変動が起こっている原因は分かっていませんが、暖かい海流と冷たい海流が両方存在していることが大きく影響しているのでしょうね。

 

一方で、暖流のみが来ているアメリカ東、西海岸では、温暖化によって海水面が上昇し、将来的にも陸地が低い部分で海に沈むことが予測されています。

 

それは、暖かい海水が暖かくなることで水が膨張する効果と、北極海の氷が溶けたことでの海水の量が増えてしまうことからです。

 

まとめ

今年の北極の氷の厚さが、観測史上4番目の薄さになりそうなことが発表されました。

 

過去10年間で9回過去最低を記録しているんです。

 

地球温暖化を止めるためには二酸化炭素の排出量が減ることが前提で、そのためには、排出しないように世界が進んでいかなければいけません。

 

もちろん、環境も汚さないようにしなければいけません。

 

その両者の問題が解決できるように対策が進んでいくといいですね。

 

今回は、地球温暖化によって、北極海の氷が少なくなってきていることとその影響を見てきました。

 

エルニーニョ現象との関係も気になるところですね。
なぜなら、エルニーニョ現象は、赤道付近の東太平洋の海水温の気温が平均よりも0.5度以上高い状態が半年以上続くことで、暖かい海水の量が多いことでその地域の海水面が上がってしまうからです。

 

他にも、二酸化炭素の排出量と世界経済の関係だったり温暖化の影響によるホッキョクグマへの影響などもブログに書いてありますのでそちらもどうぞ。

 

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