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連日の猛暑によって日本の気候がこれまでになく熱帯化しているように感じられるのではないでしょうか。

 

そして、熱帯地方でたくさんの感染が確認されるデング熱が、昨年度から日本国内でも流行し、今年は、昨年度を上回る患者数を確認しています。

 

今回はちょっと視点を変えて、デング熱と暑くなってきている日本の気候について考えてみることにします。

 

温暖化により蚊が大量発生の可能性!デング熱流行は温暖化の影響で平均気温の上昇が原因なのかも?

 

 

熱帯、亜熱帯地方で発症するデング熱

昨年度の流行以前は、日本人のデング熱の感染経路としては、海外の熱帯地方へ旅行した人が、帰国後に感染が判明したというケースがあったようですね。

 

そして、70年前、戦後に流行したといわれるのも、熱帯地方の戦地へ向かった日本兵が帰国後に発症したことから流行したものと想像されます。

 

どちらも、日本人のデング熱の感染は、熱帯地方でデング熱のウィルスを持つ蚊に刺されて感染したのち日本国内で発症したものがほとんどだったのです。

 

しかし、昨年度からはその傾向が変わってきたのです。日本国内で感染した人がたくさん現れ、大規模な除虫対策が施されるほどでした。

 

代々木公園では公園を立ち入り禁止に、防護服を着た人が殺虫剤を散布し、物々しい様子が報道されましたね。

 

実際に日本国内でデングウイルスを持つ蚊が、すでに繁殖している状態なら、代々木公園の消毒だけでは死滅させることができるわけもありません。全く短絡的な害虫対策だったように思えました。

 

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熱帯地方に生存する蚊の日本への適応

もともと日本にないタイプの病原菌であったため、デング熱の感染源である蚊は、飛行機などを経由して日本へ入ったことが予測されていますね。

 

そして、その蚊が日本の蚊と交配することによって日本国内で、デング熱の病原菌を保有した蚊が広まったのです。

 

そして、日本が亜熱帯化して一年中の気温が高い場所ができたことも、たとえばビルの空調が聞いているところでは、冬であっても、熱帯地方の蚊にとって、住みやすい環境にであったのかもしれません。

 

それが、デング熱のウィルスを保有した蚊が広く生息し、日本国内の様々なところで、デング熱患者が出てきた要因だといえるのです。

 

そういった意味で、日本の気候が熱帯地方の気候に近くなっているといえるのでは?

 

そして、今夏の連続する猛暑日を考えると日本の夏は、熱帯地方と同じですね。少なくとも私はそう思っています。

 

そのために、デング熱ウィルスを保有した蚊の生息数が増えているのでしょう。

 

デング熱。2015年も日本で流行の兆し!全国に広まっているのか!?

 

 

なぜ日本の夏がこれほど暑いのか?

世界的に高温状態が続く

梅雨が明けた後から、連続して猛暑日が続いています。東京は、猛暑日が何日間続くのでしょうね。。。

 

そして、今年は、1月から6月までの地球の平均気温は観測史上最高だったのです。
この傾向は7月も続いていていて、日本の夏も暑い日がまだまだ続くことになるのです。

 

そして、来年もこの傾向は続くのではないでしょうか。

 

エルニーニョ現象が原因?

気象庁の発表では、今年はエルニーニョ現象が続いていることから今年の夏は冷夏になるといわれていましたね、ご存知の通り、この予想は、はずれました。しかし、エルニーニョに関してわかっていないことが多いのと、今年は今世紀最大のエルニーニョであることにも関係し異常気象が発生していることも考えられるので外せない現象です。

 

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台風15号16号と海水温の関係から台風発生のメカニズムの考察

 

地球温暖化か?

よく言われている、地球温暖化の影響で地球の温度が高くなっていて、日本も熱帯化してきたのではないのかという点です。

 

この点は、何とも言えないですね。

 

地球の平均気温, 出典:気象庁ホームページ
地球の平均気温, 出典:気象庁ホームページ

 

しかし、地球の平均気温のグラフを確認すると、1990年代から地球の平均気温は上がってきているのです。それに加えて、北極海の夏の間の氷の面積が、ここ5年くらい連続して過去最低を記録しています。この点でいえば、地球温暖化が進んでいるということができ、北極や南極の氷が溶けることによって私たちの住んでいる日本の低い場所が海水の中に沈むのではといわれています。

 

 

日本の潮位 出典:気象庁ホームページ
日本の潮位 出典:気象庁ホームページ

 

ところが、非常に不思議な現象があって、海水面は、60-70年周期で上がったり下がったりしていて、今の日本の海水面は60年間で最高の潮位になっているのですが、60年前とほぼ同じ潮位なのです。

 

60年前に北極の氷が少なっていたということは聞いたことがないので、温暖化で北極が解けたとしても日本の潮位とは関係ない可能性があります。

 

しかし、もし、過去の温度の記録が間違っていて、70年前に潮位が高く、地球の平均気温が高くなっていたのなら、日本の気候が今と同じような気候であってデング熱が流行したことも理解できることなのです。

 

気象庁のデータがありましたので紹介まで。

 

地軸の傾きの変化や太陽との地球の距離か?

その他の日本列島が暑くなる要因では、地軸が変化で北半球がより太陽の光があたるようになっていたり、太陽との間の距離が変化して近くなっていることがあります。

 

これは、実際のデータがないと何とも言えないですね。

 

オゾンホールの拡大で紫外線が増加したことの影響?

また、1990年代以前に放出されたフロンガスによるオゾンホールは今が極大の時です。そのオゾンホールからは地上に降り注ぐ紫外線は今の時期が最も多くなり、しばらく続いていきます。

 

紫外線が、オゾン層に吸収されるかされないかであるため、高温には影響しにくいでしょうね。

 

 

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まとめ

デング熱の広がった原因の一つとして、日本の気候が亜熱帯化していることが原因というのがしっくりきます。

 

温暖化により蚊が大量発生の可能性!デング熱流行は温暖化の影響で平均気温の上昇が原因なのかも?

 

亜熱帯化している理由については、なんとも。。。しかし、地球の温暖化がもっともらしく説明できることなのでしょうね。

 

特に1月から6月までの地球の平均気温が観測史上最高を記録していることから温暖化を推進する人にとっては都合の良いデータです。

 

そして、デング熱の広がりは、環境破壊に対して自然界からの警告なのかもしれませんね。

 

 

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