文部科学省の学習指導要綱で英語の小学校中学年から教えることが盛り込まれることとなりました。
この英語教育が、どの程度英語レベルが上がるのか、考えてみることにしました。
言語習得の基礎は7歳までにほぼ決定!?
一般に多言語を習得する際に、自然と習得できる年齢は、7歳くらいまでといわれているのです。
自然というのは日本人が日本語をしゃべるように他の言語も同じようにしゃべれる能力です。
それ以上の年齢になってしまうと母国語のように外国語を話せるようになることにはならないのです。
日本の英語教育の開始は、小学校3年生とすると既に8歳か9歳となっていてその年で英語に初めて触れるのは遅すぎるのです。
もちろん、その連例から頑張って勉強することである程度は上達しますが母国語と同等以上にはならないといわれているのです。
諸外国ではどうなのか
アメリカでの状況は、一般に使われているのは英語とスペイン語です。
それに加えて、移民の多いアメリカでは両親の言語や、その周りで異なった言語を話す人がいて、
子供たちは多数の言語を同時に聞くこと話すことを遊びながら学んでいく子供が多いようです。
その他の国でも、ヨーロッパでも同じような状況です。
そして、アジアでも、英語が公用語となっているインドなどでは、子供は、英語が共通語となり、現地語が3種類でも4種類でも話されている地域で成長するのです。
子供は7歳ぐらいになると2,3言語でもその年齢で話せるようになっているのです。
小学校入る前から、3言語くらい習う子もいます。
(インドでは英語、ヒンドゥー語、現地語)
そして、公用語が英語の国では、日常的に英語が使われているので母国語のような存在になるのです。
そして、口達者な国の子供たちは、幼児期に、すでに多数の言語を母国語のように使うのです。
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日本の状況はどうなのか
日本では、基本的に日本語のみで日常的に英語を使うことは全くありません。
むしろ日本人が英語を使っていると奇異な目で見る人が多いのではないでは。
そして、学校で教える先生は日本語で教えるのです。
その先生の英語力も、海外の大学へ入学できるくらいの英語力ならまだしも、そのレベルの英語力を持っているのかどうかはなんとも。
通常日本では社会ではTOEICで判断しますがそれでは、ほとんどの学校には入ることができません。
TOEFLを受ける必要があります。
TOEICで900/990点以上とったとしてもTOEFLでは80/120程度といわれ有名大学には100/120点以上は最低でも必要になってくるのですね。
これはTOEICがReading/Listeningだけに比べTOEFLがReading/Listening/Writing/Speakingがあることにも影響しているでしょう。
英語が公用語のインド人のTOEFL平均が90点くらい日本語が公用語の日本人の平均点が70点くらいです。
上記の点数は、留学を志す人が受けている点数なので、それでも受験者は普通の日本人よりも英語を勉強している人たちなのです。
同じアジアでこれだけの開きがあるのです。
本気で文部科学省が日本の英語のレベルを上げる必要があると思うのなら、学校教育をすべて英語で行う必要があるのでは?
日常で使わなければ、英語力は上がらないのはアジア諸国の英語を話す国が証明しているのです。
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まとめ
今の日本の環境で、諸外国のグローバル人材と同じような英語力をつけるには、文部科学省の推奨する教育では全く不十分ですね。
そして、日本の英語レベルを上げるなら、公用語を英語にして、むしろ日本語をローカル言語のように取り扱う必要があるでしょう。
そうでなければ英語に日常的に触れることができないししゃべれるようにならなりません。
国会討論を英語で行うようになればいかに日常的にその言語に触れている環境が上達のために重要なのか
理解できるようになるのかもしれませんがそうしたことは将来にわたってもあり得ないでしょうね。
そう考えると、英語を習得のためには学校のみでは全然足らない結論になってきます。
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