暑くなってくるとプールに行く機会が増えてくると思います。
だけど、ちょっと注意した方がよさそうです。
プールに入った後には、思わぬ感染症の発生が待ち受けている場合があります。せっかくの楽しいプールで、その後に病気になってしまっては、プール嫌いになってしまうかもしれませんよ。
ここでは、プールから起こり得る3つの危険性を理解することと予防のための対処を紹介します。
プールで下痢の症状が発生すること
近年、多く発生しつつあるのが、プール後に下痢の症状がでることです。長い人で二週間ほど続きます。
この発生原因はクリプトスポロジウム(略してクリプト)と呼ばれる寄生虫のようです。この寄生虫に感染すると、下痢、胃の痛み、吐き気なども起こすことがあるようですね。クリプトに感染した人が、プールに入る前のシャワーと消毒をしっかりできていない場合に、その人からプールの中に広まることがあるようです。
クリプトは塩素に耐性があるため人の体の外であっても長時間生存することができるのです。
感染経路と予防方法
プールの水を飲むことにより感染したり、プール後に手に付着した寄生虫が口に入ることで感染します。そのため、プールの水は飲まないようにすることとプールから出たら石鹸でしっかり手を洗うことが重要になってきます。
プール後の発疹の症状が発生すること
水着を着ているところで、赤い発疹が出る皮膚の感染症です。
塩素消毒を十分に行っていれば起こりませんが、水温が暖かい時は塩素の分解が速くなることがあるために、塩素消毒が十分でなくなってしまい発生することがあります。
予防方法
長時間水着を着ることによって発疹が出てくることもあるので、濡れた水着を着ている時間を短くし、泳がないときはシャワーを浴びて着替えることが予防のために重要です。また、水着を洗濯して清潔な状態に保っておくようにしましょう。
プール後に結膜炎の症状が発生すること
塩素などによりアレルギー症状が出てプールの後に涙が出たりや目が赤くなったりと、結膜炎の症状がでます。塩素消毒が十分でなかったために起こる時もあります。
プールの前に十分なシャワーをしていない際に体から細菌がプールの中に広まったり、プールの中でおしっこをいてしまったり、肌についた化粧品などの化学薬品が水の中に広まって、それが目の中に入ることによって生じます。
予防方法
顔にフィットしたゴーグルを使用することです。
まとめ
プールによって起こる3つの感染症と予防方法を書きました。
もちろんこれ以外にも紫外線対策、熱中症対策などはしっかりして置きたいものですね。
プール熱や手足口病は、プールでも感染しますが、接触感染するので、大人も他人に移さないように注意したい病気です。
上で上げた3つの感染症は人が十分気を付けることで防げるものです。一人一人が気を付けて予防策を実践しプールを楽しみましょう。
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